ここから本文です

「代打の切り札」が“提言” 世界一奪還へ、最後のピースはイチローと新井!?

Full-Count 1/17(火) 10:09配信

「若すぎる」侍ジャパン…元巨人・石井義人氏訴える“秘策”とは

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の開幕(3月6日)まで、2か月を切った。2大会ぶりの優勝を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は、昨年末に最終ロースター28選手のうち19選手を発表。準決勝で敗退した前回大会はメジャーリーガーなしで本番に臨んだが、今回はすでにアストロズの青木宣親外野手のメンバー入りも決定した。残る9人のメンバーの発表についても、NPBの井原事務局長は「できるだけ早く」としており、絞り込みは最終段階に入っている。

【画像】WBCに出場する野球日本代表「侍ジャパン」の一部メンバー

 残る枠は少なくなっていると見られるが、侍ジャパンが世界一を奪回するために必要な要素は何なのか。“秘策”はあるのか。西武で活躍後、2012年は巨人で「代打の切り札」として日本一に大きく貢献したスポーツコメンテーターの石井義人氏は、大ベテランが必要だと訴える。「絶対にイチローさんが必要」と力を込めた。

 11年オフに西武を戦力外となった石井氏は、12球団合同トライアウトを経て、巨人に加入。12年は代打打率.405(37打数15安打)、得点圏打率.444を記録し、リーグ優勝に大きく貢献した。さらに、中日とのクライマックスシリーズでも第5戦でサヨナラ打を放つなど勝負強い打撃を見せ、代打ながらシリーズMVPに選出。日本一に大きく貢献した。

 石井氏は、現時点でのメンバーについて「全体的に若すぎる気がする」と訴える。「第1回大会には宮本さん(ヤクルト)、第2、3回大会には稲葉さん(日本ハム)がいた。ベテランを入れておかないと。現時点のメンバーを見ると、青木(35歳)と内川(34歳)くらいですよね。40歳くらいの人を入れておかないと」と指摘した。

 そして、メンバー構成を見ると、「切り札不在」にも映るという。その役割を果たせる選手として、マーリンズのイチロー外野手と、昨季のセ・リーグMVPに輝いた新井貴浩内野手(広島)の名前を挙げた。

重圧がかかる代打の仕事、イチローと新井がいれば「相手は怖い」

「イチローさん。絶対にイチローさんが必要。代打にもハマるから、イチローさん、新井さんが必要です。そうすれば、内野は内野で締まるし、外野は外野で締まる。右の新井さん、左のイチローさん。そこにもう1人、青木というメジャーでプレーしているバッターがいるのは大きいと思います。

 WBCでは、中田や筒香であっても、そんなにホームランは出ないと思う。となると、つなぐ野球になっていく。1つ1つの場面でプレッシャーがかかります。そういう時に周りを見えるような経験のある選手が、今のメンバーではいない。プレッシャーにやられたら、終わってしまう。イチローさん、新井さんを入れたほうが締まる。相手は怖いですよね、その2人が代打でいたら」

 イチローについては当然、本人とマーリンズの意思が重要になるため、小久保裕紀監督が望んでも実現するかは分からないが、石井氏はあえて“レジェンド“の代表復帰を訴えた。

 国際大会での経験はない石井氏だが、「切り札」として代打で出ていく難しさは誰よりも分かっている。巨人では、短期決戦のクライマックスシリーズで、厳しい重圧の中、結果を残してきた。

「いきなり出て行ったら、空気に馴染めない。しかも、相手投手がクローザーだったりセットアッパーだったりしたら、結果を出すのは本当に厳しい」。経験の少ない若手であれば、体が動かなくなってもおかしくない。「例えば広島の鈴木誠也が選ばれていますが、初めて代表に入って、いきなり『代打で打ってこい』というのは無理な話だと思います」。だからこそ、経験豊富な大ベテランが必要だという。

「やはり新井さんのような人を入れないと。主力となる選手が若すぎるので、いずれにしても、1、2人はベテランを入れないと。最悪、野手と投手で1人ずつでもいいので。今のこのメンバーを見ると、苦戦した時に厳しそうです。ピッチャーも上原(浩治、カブス)さんが入っていれば別でしたが、少なくとも兄貴分な存在で若い投手コーチが必要だと思います」

 最終ロースターは近日中に発表される見込み。小久保裕紀監督は試合を決めるための「切り札」を選出するのか。大きな注目が集まるところだ。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:1/17(火) 12:02

Full-Count

Yahoo!ニュースからのお知らせ