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西武 選手流出阻止へ地元愛作戦

東スポWeb 1/21(土) 16:45配信

 西武が“地元愛”対策に本気で取り組んでいく。

 今オフ、西武はエース右腕・岸がFA退団。楽天に移籍した。慰留に失敗した渡辺シニアディレクター(SD)兼編成部長は「『地元(仙台)に帰りたい』という思いはどうしようもない」と落胆。だが、一方で「(群馬出身の)自分も(指名球団が)広島とかだったら、入団を考えたと思う。西武は実家から一番近かったし、すぐ親元へ帰れるという思いはあった」と1983年のドラフト1位で西武に入団した当時の気持ちを振り返った。

 そんな渡辺SDの嘆きもあってか、球団は現在進行形で北関東に目を向けている。2014年のドラ1・高橋光(群馬・前橋育英)は群馬・沼田市出身。16年のドラ1・今井(栃木・作新学院)も栃木・鹿沼市出身と、甲子園V経験を持つ右腕2人は揃って北関東出身だ。

 球団関係者は「高橋光と今井は将来、FA権を取っても“地元愛”を理由に流出することはない。今後も北関東に有力選手がいれば狙っていく」と地元に一番近い球団として、北関東勢は安心だという。さらに営業面でのメリットもある。昨季は前橋で開催した公式戦に高橋光が先発したように、今井の一軍定着が早ければ来年にも凱旋試合として宇都宮開催が行える。

 その一方で“地元愛”という言葉は、選手が移籍理由に“カネ”を挙げたくない場合の隠れミノとして使われる傾向もある。

 主力の流出防止には、やはり他球団に負けない条件提示がベストだが、マネーゲームはしない西武にとって郷土愛は大きな武器となる。

最終更新:1/21(土) 16:45

東スポWeb

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