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CG児童ポルノは一部無罪 高裁判決 弁護士「児童ポルノ法は変な創作活動禁止法になりつつある」

1/24(火) 18:22配信

BuzzFeed Japan

児童ポルノを含む画集2冊を製造・販売したとして、児童ポルノの製造罪・提供罪に問われた高橋証被告人(56歳)に対し、東京高裁(朝山芳史裁判長)は1月24日、罰金30万円とする判決を下した。1審の東京地裁判決(懲役1年執行猶予3年・罰金30万円)を破棄し、2冊中1冊については児童ポルノでないとして無罪を言い渡した。【BuzzFeed Japan / 渡辺一樹】

1審は全部の行為をあわせて一つの犯罪と判断した。一方2審は画集を1冊ずつ判断し、1冊は児童ポルノ画像を含まないので無罪、1冊は児童ポルノ画像を含むので有罪とした。

2審判決は、罰金刑のみを言い渡した理由について、今回のケースが「昭和57年~59年に児童だった女性の裸体を、長年経過してから児童ポルノとして製造したもの」で、「児童の具体的な権利侵害は想定されないことなどからすると、違法性の高い悪質な行為とみることはできない」と説明した。

ただ弁護団は無罪を主張していて、山口貴士弁護士は「芸術に対する萎縮効果が大きい」「事実誤認や法令解釈の間違いがある」などとして、最高裁に上告すると表明した。

そもそもどんな事件か?

イラストレーターの高橋証被告人は、1980年代に出版された少女ヌード写真集を参考にしてPhotoshopで絵を描きCG画集をつくった。そして2013年に、児童ポルノ画像34点を含むCG画集2冊を製造・販売した疑いで逮捕・起訴された。

裁判では、画集2冊に含まれる画像34点が、児童ポルノとされるべきかが争われた。うち31点については1審で「児童ポルノでない」という1審判決が確定した。

残る3点をどう考えるのかが、控訴審での争点だった。

高裁判決の注目点を抜粋する。

高裁判決は、「実在しない児童の姿態」でも児童ポルノになるのか、という論点について、次のように指摘した。

《児童ポルノの製造、提供等を禁止する趣旨は、これらの行為が、被写体となった児童の心身に有害な影響を及ぼすだけでなく、児童を性欲の対象として捉える風潮を助長し、身体的及び精神的に未熟である児童一般の心身の成長にも重大な影響を与えることによる。そうすると、同法の「児童の姿態」とは、実在する児童の姿態をいうと解釈すべきである》

《一般人からみて、実在の児童の姿態を忠実に描写したものであると認識できる場合には、「児童ポルノ」として処罰の対象となる》

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最終更新:1/24(火) 18:29
BuzzFeed Japan