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【WBC】菅野を燃えさせる2人のライバル

東スポWeb 1/27(金) 16:31配信

 巨人・菅野智之投手(27)が26日、キャンプ地・宮崎でスタートする合同自主トレを前に、ジャイアンツ球場で最後の練習を行った。プロ入り4年でチームの絶対的エースとなった背番号19は、WBCでも先発陣の柱として期待されている。今シーズンも4年連続の開幕投手に内定した右腕は「2人のライバル」の存在がモチベーションになっているという。

 この日、菅野は宮国を相手にWBC公式球で遠投を行った。バッテリー間の距離では新球チェンジアップを交え、強めの投球。順調な仕上がりを見せている。練習後、報道陣に対応した菅野は「(日本代表に)選ばれた以上、その期待に応えられるよう力を合わせてやるだけ。みんながそれぞれの役割を果たせば、いい結果につながる。自分の役割をまっとうしたい」と静かに語り、球場を後にした。

 わずか4年で球界を代表する投手となった菅野だが、どこか“孤高”を感じさせるところがある。相手への闘争心をむき出しにするよりも、自身へのいら立ちをあらわにすることが多い。競い合えるライバルがチーム内に不在とあって「自分自身と闘っているように見える」とささやかれることもあった。

 ちなみに入団時は、1年先にプロ入りし新人王を獲得した、同期の野村(広島)を意識する発言はあったが、それ以降、誰かをライバル視するような目立った発言はない。

 しかし、実際は違った。菅野は「常にライバル意識は持ってますよ。大谷君であったりとか、則本であったりとか」。日本ハム・大谷翔平、楽天・則本昂大、球界を代表する2投手の名前をサラリと言ってのけた。

 その理由について、菅野はこう続けた。「そこらへんとはやっぱり比較されるじゃないですか、どうしても。でも(誰かと)比較されるっていうのは、もう自分たちは(アスリートとして)一生付き合っていかないといけないものなんですよ。それは避けて通れないし、そっから逃げたらもう成長は止まってしまう。逆にヘボい選手は比較対象がいないですから。比較されないようになったらもう終わりじゃないですか。だから、高いレベルで比較してもらっているんで、意識してます」

 自らライバルを作るというよりも、周囲が自分と比較する選手に負けないようにする。常に誰かと比較される選手であり続けることを自身のモチベーションとしているのだ。

 WBCではその大谷、則本とチームメートとして切磋琢磨していくことになる。ライバルを常に感じる日々は、菅野をより成長させるに違いない。

最終更新:1/27(金) 16:38

東スポWeb

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