ここから本文です

「世界は戦争に備えている」ゴルバチョフ元大統領が名指しする、2人の重要人物

2017/1/27(金) 17:37配信

BuzzFeed Japan

「非常に危険な状況にある」。ゴルバチョフ元大統領が1月27日、TIME誌に寄稿し、このままでは世界は戦争に突き進むと警鐘を鳴らした。【BuzzFeed Japan/溝呂木佐季】

トランプ一家の華麗なSNS写真集

「今日の世界は問題であふれかえっている。政策当事者たちは困って、どうしたらいいか分からないようだ」

こう言って始まる85歳の元大統領の寄稿。政治の軍事化が進み、新たな軍拡競争が広がることを憂いた。

「政治家や軍事指導者たちは好戦的な姿勢を強め、国防政策は危険なものになっている。解説者やテレビタレントたちは、この好戦的な大合唱に加わっている。世界は戦争に備えているかのようだ」

世界終末時計は30秒進んだ

ゴルバチョフ元大統領の寄稿の前日。人類滅亡までの残り時間を示す「終末時計」が2年ぶりに30秒進められ、残り2分半になった。

アメリカの科学者らが毎年公表しているもので、残り3分を切ったのは、東西冷戦下に「残り2分」まで進められて以来64年ぶりだった。

発表した米科学誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ(核科学者紀要)」は、トランプ大統領の就任によって、核拡散の懸念が高まったことを理由の一つに挙げている。

現実味を帯びる核の脅威

寄稿に戻る。1985年にソ連共産党書記長になったゴルバチョフ氏は、アメリカと軍縮交渉を再開した。1987年に中距離核戦力全廃条約に調印。歴史上初めて核兵器を削減する画期的な条約だった。

「何よりも、核戦争は許されない、という主要核保有国のリーダーたちの意識が可能にした」と振り返る。

「だが今日、核の脅威は再び現実味を帯びている。ここ数年で、もともと悪かった大国の関係は更に悪化した。軍拡支持者や軍需産業は手ぐすねを引いている」

「この状況を断ち切らなければならない。共同決定や共同行動に向けて、政治的対話を再開しなければならない」

トランプとプーチン

ゴルバチョフ元大統領は言い切る。「現代の世界で、戦争は禁じられなければならない」。貧困、環境問題、移民、人口増大、資源の欠乏。「戦争によって、地球の課題はひとつも解決されない」
トランプ大統領とプーチン大統領の名前も挙げた。「核戦争は許されない」とうたう決議を国連安保理で採択するように提案。この二人が率先するべきだと呼びかけた。

1/2ページ

最終更新:2017/1/27(金) 17:37
BuzzFeed Japan

Yahoo!ニュースからのお知らせ