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大阪農業の可能性引き出せ!若手農家が200万円かけ白熱のプレゼン合戦

1/30(月) 19:02配信

THE PAGE

若手農家が都市農業プラン提案「おおさかNo-1(のうワン)GP」

大阪農業の可能性引き出せ!若手農家が200万円かけ白熱のプレゼン合戦 撮影:岡村雅之 編集・ナレーター:柳曽文隆 THEPAGE大阪

 若手農家が新たな都市農業プランを提案する第1回おおさかNo-1(のうワン)グランプリの最終公開選考会がこのほど、大阪市内で開かれ、優勝した農家に実現資金200万円が贈られた。都市農業の新たな可能性を引き出すため、大阪府とJAグループ大阪が主催し、農機具メーカーなどがサポーター役を引き受けた。大阪市内中心部の華やかな会場、ビジュアル訴求の白熱プレゼン、優勝者に手渡される大きな賞金パネル。従来の農業振興事業にはない画期的なイベントとなったようだ。

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8組の若手農家が白熱プレゼンで真剣勝負

 観光客らが行き交うグランフロント大阪。最新情報が発信されるうめきたSHIPホールが、若き農家たちによる決戦の舞台となった。

 「のうワン」は「農ワン」に通ず。農業の経営強化プランコンテストに名乗りをあげた20組の応募者から、2度の予備審査に勝ち残った8組が、最終選考会に臨んだ。

 緊張感が張り詰める中、ひとりずつ名前をコールされて登壇し、プレゼンタイム。農家は寡黙で表現下手とは、だれが決めつけたのか。ビジュアル効果の高いパワーポイントを駆使した熱弁が続く。

 自身が直面する農業の現状分析と課題抽出。課題克服に向けて考案したビジネスモデルの独自性と、モデルを事業化する手法。データに基づく論理性に、ほとばしる情熱。大阪らしさで共感を呼べるか。何よりも農業をどのように改革したいのか。

 8組の理想を目指す熱量の総和は、IT系起業家たちの発表会にもひけを取らない。満席の会場が熱気に包まれる中、一般来場者も投票に加わり、審査へ進んだ。

耕作放棄地を再生しワインを造る市民オーナー募集

 グランプリに輝いたのは、柏原市の奥野成樹さん。耕作放棄地を再生した醸造用ブドウ園での「ぶどうの樹オーナー制度」を提案した。副賞の実現資金200万円の金額が書き込まれた大きな賞金パネルを受け取り、喝さいを浴びた。

 柏原市は伝統あるブドウ産地でありながら、後継者難などで耕作放棄地が増え、産地継続の展望も厳しい。奥野さんは消費者と連携して耕作放棄地を再生するぶどうの樹オーナー制度を考案。消費者に農業体験や自家製ワイン造りを楽しんでもらうとともに、柏原のブドウPRにもつなげる方針だ。耕作放棄地という既存ストックを再利用するため低コストで事業を開始できる利点や、一定の資金を調達してから事業を進める安定力などが、高く評価された。

 準グランプリは岸和田市の木下健司さんで、大阪初の本格的ミニトマト観光農園構想を掲げ、実現資金100万円を活用して事業を目指す。

 このほか、「大阪生まれの大阪育ち『彩誉人参』産地化プロジェクト」(花野眞典さん)、「なにわの伝統野菜『三島独活(うど)』復興プロジェクト」(中井優紀・大介さん)、「農業生産現場へのIoT導入と顧客マネジメント型商品で消費喚起」(草竹茂樹さん)、「現役プロ農家があなたのお庭に畑を作ります」(浦田大志さん)、「都市農業のモデルケースを作り就農支援」(浅岡弘二さん)、「農業体験で『大阪産(もん)イチジク』をPR」(藤井貫司さん)の提案があった。

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最終更新:2/1(水) 16:45
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