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犬はクラシックよりソフトロックやレゲエがお好き?

2/1(水) 9:26配信

The Telegraph

【記者:Sarah Knapton】
 犬はバッハ(Bach)などのクラシック音楽が好きだと思われているかもしれないが、実はもう少しパンチの効いた音楽を好んでいるとする研究結果が発表された。

 英グラスゴー大学(University of Glasgow)とスコットランド動物虐待防止協会(SPCA)が行った最新の研究によると、犬がより「楽しんだ」のはソフトロックやレゲエだったという。

 ダンバートン(Dumbarton)にあるSPCAの施設で保護されている犬にさまざまなジャンルの音楽を聞かせたところ、犬の行動に最もポジティブな変化が見られたのは、ソフトロックやレゲエだった。そのためSPCAは現在、施設内のすべての犬舎でレゲエミュージシャンのボブ・マーリー(Bob Marley)やロック歌手ジョン・ボン・ジョヴィ(Jon Bon Jovi)といったミュージシャンの楽曲を流す音響システムの導入について検討している。

 今回の研究を行ったグラスゴー大学の生物多様性研究所(Institute of Biodiversity)のニール・エバンズ(Neil Evans)教授は、「異なるジャンルの音楽に対する反応はさまざまだった。つまり、犬も人間と同じように、音楽の嗜好(しこう)がそれぞれ異なっている可能性があることが明らかになった」「ただ、そうした中でも、犬の行動にポジティブな変化が最も見られたのは、レゲエとソフトロックを聞かせたときだった」と語った。

 エバンズ教授はまた、「人の場合、音楽によるリラックス効果は曲のテンポや反復されるモチーフ(楽曲を構成する最小単位)に関係しているという実験結果もある」と指摘。「おそらくレゲエやソフトロックでは(そうしたテンポやモチーフが)より明確に表現されているのだろう」と続けた。

 グラスゴー大学とSPCAは2015年にも同様の研究を行い、クラシック音楽には犬を落ち着かせる効果があるとの研究結果を発表している。

 その研究では犬を2つのグループに分け、一方の犬舎にはクラシック音楽を流し、もう一方には何も聞かせずに1週間過ごさせた。2週目は条件を逆にして実験を続けたところ、いずれのグループの犬もクラシックを聞かされた後はストレスが著しく減少していたことが分かった。

 SPCAスコットランド支部で調査・政策部門を統括するジリー・メンデス・フェレイラ(Gilly Mendes Ferreira)氏は、保護している他の動物でも同様の効果があるか確かめたいとしている。

 今回の研究結果は学術誌「生理学と行動(Physiology and Behavior)」に掲載された。【翻訳編集】AFPBB News

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最終更新:2/1(水) 9:26
The Telegraph