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AV強要「なぜ、断れなかったんですか?」女子大生の疑問に被害者は… 男優から監督まで関係者が議論

withnews 2/8(水) 7:00配信

 若い女性がアダルトビデオ(AV)に無理やり出演させられる被害が社会問題化しています。被害にあった女性は、少しずつ声をあげ始めています。「なぜ、断れなかったんですか?」「被害に遭う人が悪いという意見には?」。2月3日、被害にあった当事者の女性に、同世代の女子大生が話を聞くイベントが開かれました。会場にはAV業界で仕事をしている関係者も詰めかけ、被害を防ぐために何ができるか、様々な立場の人が議論をしました。(朝日新聞経済部・高野真吾)

【画像】「顔はバレない…」支援団体が実話を元に作った性被害の啓発マンガ

「同世代の問題」女子大生が質問

 イベント「メディアのタブーを超える~AV出演強要問題から見えたもの~」には、約70人が参加しました。

 イベントを企画した朝日新聞のニュースサイト「withnews」では、昨夏から合計12本の記事を出し、被害当事者や支援団体、業界団体のインタビューなどを掲載してきました。

 被害体験を語ったのは、ユーチューバーとして活動している、くるみんアロマさん(26)です。質問をしたのは、上智大学で学生新聞を発行している上智新聞の19歳と20歳の女子大学生2人です。2人はAV出演強要被害を同世代の問題と捉えていました。

 くるみんさんは、大学4年生だった2012年夏、東京・新宿の路上で、スカウトの男性に「グラビアをできる人を探している」と声を掛けられました。

 高校時代にバンドサークルに所属し、音楽活動を本格的にやりたいという夢を持ち続けていたくるみんさん。「音楽デビューさせる」という所属事務所「社長」の言葉を信じ、雑誌やイメージビデオでのヌード撮影に応じ、AVにも出ました。

 しかし、結局、歌手デビューはできませんでした。

被害に遭うまでに起きたこと…

 最初に質問した19歳の大学生は、被害に遭うまでの経緯などについて詳しく聞きました。

――私自身の経験でも、「モデルに興味がない?」と声を掛けてくる大人は都内に多いと思う。デビューのきっかけ以前にも声を掛けられましたか?

 (声を掛けられた経験も)あったし、怪しいなと察したことも何回もあった。(所属した事務所につなげた)そのスカウトは巧妙で、手口がすごかった。この人に話せば夢がかなうんじゃないかなと思ったぐらい、うまかった。


――スカウトされたことや、AVを始めたことは周囲には言いましたか?

 全然言えなかったです。ダメか、怪しいと言われると思っていたので。(AVに出ようと)説得してくる方が一生懸命だった。その人たちとのやりとりが全てだと思っていた。

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最終更新:2/8(水) 10:16

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