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青函トンネルはもう1本必要か 総工費3900億円、建設を願うのは誰?

BuzzFeed Japan 2/8(水) 18:00配信

津軽海峡の海底下にあり、北海道と青森県を結ぶ青函トンネルの横に、「第2青函トンネル」を建設しようとする構想が持ち上がっている。【BuzzFeed Japan / 瀬谷 健介】

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北海道新聞によると、建設費は約3900億円、約15年の工期がかかるという。

構想が現実になれば、北海道新幹線がより早く目的地に到着できる、悪天候で空路が断たれた時に役立つなどのメリットがあるという。

一方で、ネット上では「建設費はどうせ跳ね上がる」「結局、使うのは飛行機」などと、建設に対して否定的な声もある。

予算を注ぎ込み、何年もかけて建設する必要ははたしてあるのか。

「建設会社や地元の人以外は、ほとんどが否定的な話をすると思います。本当に作りたいのならば、実現するためにどうすればいいか考えてみました」

約40年、取材を続ける交通ジャーナリストの男性が、匿名を条件にBuzzFeed Newsの取材に答えた。

140キロに速度を制限されている新幹線

利点の一つとして掲げられているのが、昨年3月に開業した北海道新幹線(新青森ー新函館北斗)の速度向上だ。

構想では延長57キロの”貨物向け”の単線にし、青函トンネルの西100~250メートルに設ける方針だ。

そこに目が向くのは、トンネルの前後を含む82キロの区間で、新幹線が貨物列車と同じ線路を共用しているからだ。国土交通省によると、1日に新幹線が上下26本、貨物列車が定時運行で上下40本(臨時を含め最大51本)走っている。

貨物列車とすれ違う時の風圧で、貨物が荷崩れしたり、脱線したりするのを防ぐため、新幹線には速度制限がある。本来ならば、最高速度260キロで走れるのに、区間内では貨物列車と同じ140キロに減速している。

走るトンネルを別々にすれば、新幹線は260キロまで最高速度を上げられ、目的地への所要時間が短くなるだけではなく、利用率が上がるというのだ。

立ちはだかる「4時間の壁」

飛行機と新幹線のどちらを人が選ぶかは、目的地まで4時間かかるかどうかが分かれ目とされ、「4時間の壁」と呼ばれる。新トンネル建設は、この壁を突破する起爆剤としても期待されている。

現在、北海道新幹線は、始発の東京から終点の新函館北斗まで、最短でも4時間2分かかる。札幌へはここから、さらに3時間以上を要する。飛行機と利用客を奪い合うために、区間内の速度制限がネックになっていた。

国土交通省もその問題は認識している。ワーキンググループでは、4時間を切るため、トンネル内に貨物列車が走る時間を1日2時間削減し、新幹線のスピードを時速260キロまで上げる計画し、実行に移す。だが、それでも3時間45分ほどかかる。しかも、本数は1日1往復しかない。

他にも、貨物列車とすれ違う時に新幹線が自動で減速する案や、貨物列車を積んで走る車両を作る案などもあったが、最善策とはならなかった。

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最終更新:2/8(水) 20:23

BuzzFeed Japan

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