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強姦など6件、懲役15年求刑 検察「欲望のまま」

福井新聞ONLINE 2/9(木) 8:09配信

 2013年5月から16年1月にかけて、福井市内のアパートに侵入するなどして女性にわいせつな行為を繰り返していたとして、6件の事件で強姦や強制わいせつ致傷などの罪に問われた福井市の無職、西本陽被告(34)の裁判員裁判の論告求刑公判が8日、福井地裁(入子光臣裁判長)であった。検察側は「欲望のままに複数の被害者を襲った悪質な犯行」として懲役15年を求刑。弁護側は「凶器などを用いず、結果も重大とまではいえない」と主張し、比較的軽い量刑を求め結審した。判決は10日午後4時から。

 検察側は論告で「1人暮らしの女性の部屋を探して徘徊して狙いを定め、マスクや手袋をあらかじめ準備するなど計画的」と指摘。「住居に押し入り『殺す』『殴る』などと脅したり、強くかむ暴行を加えたり危険で、わいせつ行為は執拗で悪質」とした。

 「6人の女性が被害に遭い身体的、精神的苦痛は大きい」「常習的な犯行で、ほかにも強姦に及んでいたと供述している」などとし「同種事案の中で重い部類」とした。

 一方で弁護側は「同種事案と比べて軽い事案」と主張。「一貫して凶器をつかっておらず、危険性は低い。被害者に抵抗されるとすぐに逃げるなど犯行は比較的短時間で、執拗で残忍なものではなかった」などとして「量刑は相当な判断を」と訴えた。

 被告は最終意見陳述で「取り返しのつかないことをし、被害者を不幸にしてしまった。申し訳ありませんでした」と述べた。

 起訴状によると、西本被告は14年10月28日夜、福井市内の駐車場で、軽乗用車に乗り込もうとした女性を車内に押し倒してわいせつな行為をし、左腕をかんで軽傷を負わせたり、13年5月10日夜、同市内のアパートの1階に、無施錠の窓から侵入し、「静かにしろ」などと脅迫してわいせつな行為をしたりしたなどとされる。

福井新聞社

最終更新:2/9(木) 8:09

福井新聞ONLINE

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