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【浦添市長選】西海岸開発、軍港、給食無料化… 2人の政策に違いは?

2/9(木) 14:35配信

沖縄タイムス

 沖縄タイムスは8日までに、12日投開票の浦添市長選に立候補している現職で2期目を目指す松本哲治氏(49)=無所属、自民、公明推薦=と、新人で前浦添市議の又吉健太郎氏(42)=無所属=に、政治姿勢や理由を尋ねるアンケートをとった。(1)那覇軍港の浦添移設(2)西海岸開発(3)給食費無料化(4)カジノなど統合型リゾート施設誘致(5)オスプレイの沖縄配備(6)米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設-の六つの設問に2氏が回答。考え方の違いが浮き彫りになった。

<西海岸開発>
計画見直し国際観光化・松本氏
事業進め1年内に再開・又吉氏

 2氏の主張で特に隔たりがあるのは那覇軍港の浦添移設と西海岸開発だ。浦添市の経済振興策を巡り、密接に関わり合う2分野で違いを示した。開発手法に関わる部分で、今後議論が深まるカジノ誘致でも意見が分かれた。

 軍港移設では、松本氏が「やむを得ない」とただし書き付きの「賛成」。「県知事や那覇市長も同意しているので、国、県、那覇市と足並みをそろえる」とする。又吉氏は「市民投票で民意を明らかにする」として「どちらともいえない」と答えた。

 西海岸開発では現行計画に対する賛否が割れる。松本氏は「キャンプ・キンザー跡地利用と一体とした国際リゾート開発を視野に入れる」と「現行計画を見直す」と訴える。又吉氏は「推進」の立場を示し「最も早く事業を推進できる。1年以内に事業再開を目指す」。

 カジノを中心とする統合型リゾート施設誘致は、松本氏が「どちらともいえない」と態度を保留し、海外観光客増に伴う活性化や雇用創出といった賛成論と、治安悪化などの懸念がある中で有識者と議論を深めたい考え。又吉氏は「反対」として「沖縄の自然豊かな資源で、多くの観光客を呼び寄せる」とした。

<給食費無料化> 
継続し拡充図る・松本氏
一部補助を維持・又吉氏

 給食費無料化を巡っても2氏は割れる。1期目の公約とした松本氏は「賛成」で「継続して拡充を図る」と明言した。又吉氏は賛否について「どちらともいえない」とし、貧困対策として現状の一部補助は維持する一方、拡大策となる無料化は「財政事情から実現は難しい」と考える。

<オスプレイ・普天間飛行場> 
本土に訓練を分散・松本氏
県外移設を求める・又吉氏

 オスプレイ配備を巡っては、松本氏は「全国の自治体が沖縄の基地負担軽減に取り組んでいる」とし、「本土に訓練を分散移転」することを支持する。又吉氏は「沖縄の配備撤回を求める」と回答。昨年末に名護市安部で起きた墜落事故を踏まえ「浦添の上空を飛ぶ。市民の安全を守るため」と説明する。

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設については松本氏が無回答。「国と県が司法手続きを含め協議している。推移を見守る」という。又吉氏は「県外移設を求める」立場で「名護市長選、県知事選、国政選挙、県議選の民意を尊重すべきだ」と、「オール沖縄」勢力が支える翁長雄志県知事らと歩調を合わせる。

最終更新:2/12(日) 23:30
沖縄タイムス