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オリオンビール、ベトナム向け輸出開始 「日本直輸入」で富裕層に人気

2/10(金) 6:40配信

沖縄タイムス

 【ホーチミン市で又吉嘉例】オリオンビール(浦添市、嘉手苅義男社長)はこのほど、生ビール350ミリリットル缶のベトナム向けの輸出を始めた。「日本直輸入の高品質ビール」として、同国で貿易業を営むシンバトレーディング社(ウィン・コン・ビン社長)を介してスーパーなどに置かれ、売れ行きも好調だという。嘉手苅、ビン両社長は7日、同国・ホーチミン市内で面会し、月に約500ケース(1万2千本)の出荷量を今後増やしていくことを確認した。

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 ベトナムは世界有数のビール消費国。キリンビールが毎年発表している統計によると、2015年の同国の消費量は383万キロリットルで世界9位。アジアでは中国(4326万キロリットル)、日本(538万キロリットル)に次ぐ3位につけている。

 オリオンビールはベトナム開拓に向け、2015年に市場調査を始めた。シンバ社と契約後、16年12月に「いちばん桜」とドラフトの2銘柄計450ケースを初輸出した。今年1月には計500ケースを出荷。現地のイオンモールなど大型スーパー5店舗や日本料理店で扱われている。

 ビン社長は「ベトナムでは近年、日本の知名度が上がり、日本食が受け入れられている」。ベトナム産ビール1缶が約75円、日本のビール会社が現地生産するビールが約140円で販売されている中、オリオンの2銘柄は約200円と最高値だが、「ベトナム人の舌に合う。唯一の『日本直輸入』ビールとして富裕層に飲まれている」と話した。

 好評を受けて両社は当面の出荷目標を月1千ケースに設定。17年度中の達成を目指す。嘉手苅社長は「ベトナムでの販促活動を両社で協議しながら出荷量を増やしていく。将来的にはベトナムを拠点に、フィリピンやカンボジアなど東南アジアの開拓にも努める」と意欲を話した。

最終更新:5/27(土) 19:40
沖縄タイムス