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巨人新助っ投・カミネロを救ったマシソンの“自虐ネタ”

東スポWeb 2/13(月) 16:45配信

 巨人の新外国人、アルキメデス・カミネロ投手(29=前マリナーズ)が上々の実戦デビューだ。宮崎キャンプ最終日の12日、紅白戦の2番手で登板すると、1イニングを2安打1三振無失点。高橋由伸監督(41)からも高評価を得た。初の日本球界に本人は戸惑いもあるはずだが、悩める右腕を、頼れるあの先輩助っ人が“自虐ネタ”で勇気づけていた。

 宮崎でのキャンプ最終日は、日曜日ということもあって2万8000人のファンが集結。内野席がびっしりと埋まるなか、注目の新守護神候補カミネロは、1点リードの白組2番手で登板した。

 見せ場はいきなりやってきた。先頭の4番・阿部に1ボール2ストライクからの6球目、154キロ(球団計測)の外角直球で見逃し三振に斬った。この時期に150キロを超えてくるあたり、さすがは“164キロ右腕”。その後は岡本、石川に安打を許したが四球は与えず無失点。由伸監督を「制球は悪くなかったですね」と喜ばせた。

 7日のフリー打撃に登板した際は自慢の直球でバットを2本へし折ったものの、30球中20球近くがボール判定と制球が定まらず、周囲を少々心配させた。だがこの日は「マウンドなど慣れていかないといけないことはあるけれど、自分としては毎日しっかりステップを踏んでいる」と前日話していた通り、修正した姿をアピールした。

 実は今回のカミネロの“成長”の裏で、ひと役買っていたのが先輩助っ人であるマシソンだった。制球に苦しんだ7日のフリー打撃後、カミネロは宿舎へ帰っても思い悩んでいる様子だったという。そんな姿を見かねたマシソンは、食事会場で「どうしたんだ?」と声をかけると、後輩の悩みを聞いた上で自らの“失敗談”を語りだしたという。「まったく気にすることはない。俺なんか、巨人にきて最初の紅白戦はもっとひどかったよ。カジマエ(加地前)っていう右バッターがいたんだけれど、いきなり頭に当てて病院送りにしちゃったんだ。周りにはメチャクチャ言われたけれど、俺に比べれば、どうってことないだろ?」

 マシソン渾身の自虐ネタにカミネロは礼を言いつつ、爆笑。すっかり気を取り直したという。球団側も、マシソンの配慮には感謝だ。「監督はカミネロとマギーには『焦らなくていい』とマイペース調整を許可してくれているけれど、今は2人とも『特別扱いしないでくれ』と言っている。チームに慣れるという点では順調だし、マシソンの存在が大きいよね」(球団関係者)

 外国人選手の場合は、チームメートも成否を分ける要素。カミネロにとっては今後もマシソンが頼れる兄貴となりそうだ。

最終更新:2/13(月) 16:45

東スポWeb

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