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ミニロケット打ち上げ失敗 JAXAが会見(全文2完)打ち上げ後20秒で電源喪失

2/14(火) 14:21配信 有料

THE PAGE

異常事象がどういうものだったか

 それでは、これが事実関係ということなんですけれども、今度は異常事象がどういうものだったかについてご説明いたします。9ページ目ですけれども、まず、把握された事実というところにつきましては、まず、このXというのは点火時刻を意味します。これに対してプラス20.015秒のところで第2段ロケット部分のひずみセンサーの異常が認められました。次に20.426秒、この時刻からテレメータ送信機の異常が起きていまして、約3ミリ秒の瞬断が10回程度、発生してるということが分かっております。その後、データが途絶して、20.572秒では電波が途絶したという事象になっています。そのあと起きているのが、コマンド復調装置のアンサーバックエラー100%ということになっています。

 このテレメータ送信機の発生事象についてはこの10ページ目の絵で、グラフで分かるんですけれども、このスペクトラム波形の変化によって異常事象が記録されています。このグラフの左右の時間軸としては約0.2秒の時間間隔になっていまして、最初、正常なデータを持った波形から、瞬断が起きているこの縦じまが入って、そのあと、細くなっているしま模様のところは、電波は出ているんですけども信号がないという状態。で、そのあと、この電波そのものがなくなると、こういった時系列で変化が起きていったと。非常に短い時間ではありましたけどもデータとしては残っているということです。

 もう1つ、先ほど少し触れました第2段ロケット部分のひずみセンサーの出力異常というものを認めています。これはテレメータデータの途絶に近い時刻帯で起きているということが特徴でありまして、この赤枠でくくっている、横軸時間に対して20秒を少し過ぎたところでデータの変動が起きていることがお分かりかと思いますが、こちらがひずみセンサーの計測状態が変化したという、データが変化していると。最後はテレメータのデータがなくなっているので、データが途切れているという状況です。

 その他のひずみセンサーの記録を見ますと、特に異常なことは起きていないということが認められますので、この第2段ロケット部分のひずみセンサー計測というものについて、何か起きたということをここで確認されるということになります。

 あとでロケットの部分についてもご説明しますけれども、この右側の写真は第2段ロケット部分の側面で、電線がはわされている下の白い部分ですけども、これがセンサーと回路の施工状況になっています。本文:9,440文字 この記事の続きをお読みいただくには、THE PAGE プラスの購入が必要です。

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最終更新:2/21(火) 10:15
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