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無職男に懲役11年判決 千葉地裁「執拗で悪質」 船橋の強姦致傷

2/15(水) 12:04配信

千葉日報オンライン

 千葉県船橋市で2013~15年、帰宅時の女性2人を狙い、乱暴してけがを負わせたなどとして、強姦致傷、強制わいせつと住居侵入の罪に問われた松戸市の無職、上野圭隆被告(27)の裁判員裁判の判決公判が14日、千葉地裁で開かれ、高橋康明裁判長は「執拗(しつよう)で悪質な犯行」として懲役11年(求刑・同12年)を言い渡した。

 公判で上野被告は15年の事件は認めており、13年の事件も犯人だったかどうかが争点だった。

 弁護側は、13年の事件で女性宅玄関の内側ドアノブに付着した上野被告の指紋について「犯行時でなく、上野被告が勤務していた古本屋の出張買い取り業務時に付着したもの」としていたが、高橋裁判長は「女性が古本の出張買い取りを利用したことはない」などと退け、犯人は上野被告と結論づけた。

 高橋裁判長は量刑理由で「強固な計画性は認められないが、単純な衝動的犯行ではない。多大な肉体的、精神的苦痛を受けた被害者が厳罰を望むのは当然」などと述べた。

 判決によると、上野被告は13年11月10日夜、船橋市内の1人暮らしの女性=当時(27)=が帰宅したところを狙って、女性が部屋に入る際に強引に押し入り「騒いだら殺すぞ」などと脅してわいせつな行為を行い、15年9月4日深夜、同市内の女性=当時(22)=に同様の手口で乱暴し、首に全治約10日のけがを負わせた。