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今度は個人が「少女像」建てる

ハンギョレ新聞 2/15(水) 6:38配信

27日、慶尚南道金海市のある耳鼻咽喉科医院のロビーで除幕 チョン・テギ院長「つらい歴史を記憶して子孫に教えるべき」

 慶尚南道金海市(キムヘシ)のソウル耳鼻咽喉科医院のロビーに、27日午後2時に「少女像」が設置される。日本軍慰安婦被害者ハルモニ(おばあさん)を追悼する少女像は全国で50体を超えるが、団体ではなく個人が少女像を建てるのは初めてだ。

 この病院のチョン・テギ院長(57)は14日「歴史としても必ず記憶し、子孫に教えなければならないと思って、病院の内部に“平和の少女像”を建てることにした。病院を訪れる多くの人、特に子どもたちが見て何かを感じてもらえたらと思う」と話した。

 少女像は、慶尚南道で中心に活動する彫刻家のビョン・ジェボンさんが制作している。17~18歳の短い髪の少女が韓服を着て座っている姿だが、椅子はなく、足下だけが地面に触れた危うい姿勢を取っている。日本軍慰安婦被害者がまだ韓国社会できちんと評価されず、さまよう魂であることを象徴しているという。床には、日本軍の軍靴の跡が刻まれている。

 少女は右手は拳を握って、左手は開いている。こぶしを握った手は怒りを、開いた手は許しを意味する。チョン院長は「許そう、しかし、忘れまい」という意味でこの少女像を「怒りと許しの碑」と名付けた。

少女像の建設費1300万ウォン(約128万円)は、全額チョン院長が負担した。しかし、市民の参加を呼び掛けるため、今月23日まで市民寄付金も募ることにした。寄付金は全額、慰安婦被害者関連団体に寄付する計画だ。

 チョン院長は「病院の中に少女像を設置すると言ったら、周りに反対された。余計な問題が生じかねないし、病院の営業にも役立たないと言われた。しかし、つらい歴史でも身近な生活の中で向き合っていかなければならないと思って、少女像を建てることにした。日本軍慰安婦被害者を記念する少女像建立運動が全国でより積極的にくり広げられることを願う」と話した。

チェ・サンウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:2/15(水) 7:41

ハンギョレ新聞

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