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トランプ大統領「全部、偽ニュースだ」 興奮し、メディアを攻撃する80分の記者会見

2017/2/17(金) 11:54配信

BuzzFeed Japan

トランプ大統領は2月16日(現地時間)、ホワイトハウスで会見し、政権に対するメディアの報道は「フェイク(偽)ニュース」に過ぎないと切り捨てた。【BuzzFeed News / Tom Namako, 溝呂木佐季、鈴木貫太郎】

「直接、国民に」話したいとして、80分近くに及んだ記者会見。トランプ大統領はCNNが自分に対して「怒りと憎しみ」をぶつけていると話した。

「何がどうなっているのか話さなければならない。プレスは正直、コントロールが効かなくなっている」「そのうそ加減といったら、始末に負えない」

なにがトランプ大統領を苛立たせたのか。政権の相次ぐ不祥事が背景にある。

大統領補佐官(国家安全保障問題担当)だったフリン氏が13日に辞任。就任前にロシア側と不適切な協議をしていたことが原因だった。さらに労働長官に指名された米大手ハンバーガーチェーン経営者のパズダー氏は15日、これを辞退。不法移民を家政婦に雇っていたことや元妻への暴力疑惑が浮上していた。

トランプ大統領の選挙陣営がロシア側と度重なる接触をしていたことも報じられた。プリーバス首席補佐官やバノン首席戦略官、コンウェイ上級顧問、娘婿クシュナー上級顧問ら側近たちの不協和音も伝えられている。

だが、トランプ大統領はこれを否定した。「カオスなんか全くない」。「われわれが運営しているのは・・・これはよく調整されたマシーンだ」

就任して約1ヶ月。トランプ大統領は「こんな短期間でわれわれが成し遂げたようなことをやった大統領はかつていなかったと思う」と誇った。

「全部が偽ニュース」

「偽ニュース」発言が飛び出したのは、大統領選挙中のロシア側との接触を問われたときだった。

ロシア当局者と接触した人間が選挙陣営にいたのではないかと記者から質問されると、「私の知る限りではいない」と断言した。

「ロシアについて、君たちは好きなことを話すがいい。全部が偽ニュースだが」とトランプ大統領。


「実は、このことに関わったとされる複数の人間に会ったが、彼らは何も知らなかった。彼らがロシアにいたことはない。ロシアに電話をかけたことは一度もない。電話をもらったことも一度もない。これは全部、偽ニュースだ。全部、偽ニュースだ」

大統領が気に入らない報道を「偽ニュース」と呼ぶことは、民主主義の根幹である言論の自由を脅かすことにならないのか。

トランプ大統領は「私は何が良くて、悪いかを知っている」として、「いいかい、正直なプレスであってほしいと望んでいるんだ」と述べた。

「大衆はもう君たちを信じていない。おそらく私の存在と関係あるのだろう。わからないが。人々は君たちを信じていない」

報道機関に対する非難を続けた。

「もし君たちが率直で、事実の通りに報じていたら(中略)私は君たちの世界で一番のファンだっただろう。私自身についての悪い記事も含めてだ」

「だが、ほら、例えばCNN、後から後から悪い記事だ」

1時間以上、記者からの質問を受け続けたトランプ大統領。激しいやり取りが続く場面もあったが、「楽しんでいる」と主張した。

「明日には『トランプは記者団にわめく』というんだろう。私はわめいてはいない。君たちに話しているだけだ。ほら、君たちは誠意の感じられない人間だ。だが、私はわめいてはいない。これが大好きだ。いま楽しい一時を過ごしている」

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最終更新:2017/2/17(金) 14:03
BuzzFeed Japan