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【フォーミュラE】ブエノスアイレスePrix 決勝:ブエミ王者の貫禄。開幕3連勝を達成

2/19(日) 5:59配信

motorsport.com 日本版

 フォーミュラEシーズン3第3戦ブエノスアイレスePrixの決勝が行われ、ルノー・e.ダムスのセバスチャン・ブエミが優勝。開幕からの連勝記録を3に延ばした。

シーズン3第3戦ブエノスアイレスePrix決勝レースリザルト表

 ブエノスアイレス市街地、プエルト・マデロで行われたブエノスアイレスePrixのコースは、全長が2.480kmでコーナー数は12、決勝は37周だ。レース当日は雨予報だったが、この予報は外れ、終始ドライコンディションに恵まれた。

 3番グリッドからスタートし、6周目に首位に立ったブエミ。マシンの乗り換えを行った後、2番手のジャン-エリック・ベルニュ(テチータ)の追い上げを受けたが、ファンブーストの力も借りて逃げ切り、勝利を勝ち取った。

 ブエミは今季3戦全勝。通算勝利数も9となった。また、ルノー・e.ダムスも通算12勝目となった。

レースヒストリー

 フォーミュラEでの自身初ポールポジションを獲得したルーカス・ディ・グラッシ(アプト・シェフラー・アウディ・スポート)は良いスタートを切り、1周目をトップでクリア。2番手のベルニュも順位をキープし、その後方にブエミが続いた。一方、15番グリッドスタートだったジャガーのアダム・キャロルは、グリットから動くことができなかった。一時フルコースイエローコーションとなったが、キャロルはなんとかトラブルから復帰。1周回遅れながらレースに参加することができた。

 先頭を行くディ・グラッシだったが、ペースが上がらず3周目にベルニュとブエミに交わされ、6周目にはオリバー・ターベイ(ネクストEV NIO)にも先行を許してしまう。一方、ブエミは6周目のターン1でベルニュを華麗に交わしトップに浮上する。

 昨年のブエノスアイレスePrix勝者であるサム・バード(DSヴァージン)は8周目のシケインでウォールに接触、リヤに異常をきたした。バードはすぐにピットに戻り、早々に2台目のマシンに乗り換え、ファーステストラップを狙うためにコースインする。

 首位に立ったブエミは2番手のベルニュとのギャップを徐々に築き、スタートから12周目の段階で4秒の差がついた。

 12周目、ディ・グラッシはネルソン・ピケjr.(ネクストEV NIO)を抜いたニコラス・プロスト(ルノー・e.ダムス)に交わされ、さらに順位を落としてしまう。

 18周を走り切ったところで、3番手のターベイがピットイン。翌周にはブエミやベルニュ、ディ・グラッシといったトップ勢が続々とマシンの交換を済ませる。このピットインの際、ディ・グラッシはピットレーンに合流する際にピケJr.の直前に強引に割り込み、これで審議対象となる。

 20周を走り終えたところでフェリックス・ローゼンクビスト(マヒンドラ)がピットインしたが、2台目のマシンが動かず、無念の2周回遅れになってしまう。エネルギーをマネジメントし、他車よりピットインを遅らせる戦略が台無しとなってしまった。

 マシンの乗り換えでペースを取り戻したディ・グラッシは、24周目に3番手のプロストを交わし、表彰台圏内に復帰した。ディ・グラッシの追い上げは止まらず、26周目には2番手のベルニュの後ろを約2秒差まで迫る。

 レース前半好調だった首位ブエミは、じわじわとベルニュの接近を許してしまう展開。33周目にふたりの差は2.2秒となった。

 残り5周回という時点で、首位のブエミ、ベルニュ、ディ・グラッシ、プロストのそれぞれのタイム差が約2秒間隔という接戦になったが、ブエミはベルニュから逃げ切りトップチェッカー。3連勝を決めた。

 ブエミ、ベルニュ、ディ・グラッシが表彰台を占め、プロストが4位。5位ピケjr.、6位はラスト2周の時点でチームメイト同士の熱い順位争いを繰り広げたロイック・デュバル(ドラゴン)。7位はファンブーストを獲得したアプト。8位はドラゴンレーシングのジェローム・ダンブロジオ。9位はセッション後半で順位を大きく落としたターベイ、10位は怒涛の”10人抜き”を果たした地元アルゼンチンのホセ・マリア・ロペス(DSヴァージン)となった。ファステストラップは、ピットストップ時のトラブルで周回遅れとなったローゼンクビストが獲得した。

 次戦の第4戦メキシコePrixは、4月1日に行われる。

中村理紗