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沖縄・南城市長が辺野古警備で「海保職員が自殺」と投稿→削除 市は「個人的なもの」と対応せず

2/20(月) 17:20配信

BuzzFeed Japan

沖縄・南城市の古謝景春市長が自らのFacebookに米軍基地の反対運動に従事していた海保職員2人が自殺したと投稿し、デマとの批判をうけた後に削除した。BuzzFeed Newsが2月20日に、市に取材を申し込むと「個人的な投稿」であり、問題はないとの答えだった。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】

まず、経緯を振り返る。

古謝市長の投稿は2月14日、こんな内容だ。米海兵隊普天間基地の移設先である名護市・辺野古沖の工事の反対運動に言及している。

「海保職員OB」から聞いた話として、過激な活動家の人たちが違法に立ち入り禁止区域に立ち入っているとし、こう指摘した。

「職員はマスコミを気にしながら怪我しないように最大の配慮で対応しているが、何もしてないのに『痛い痛い』と騒ぎ、マスコミが取り上げる。その事に真面目な隊員は嘆いていた」

そのうえで、警察幹部の友人が「土人発言した警察官や若い警察官が精神的に耐えられるか心配」と語っていたとし、こう記している。

「そのような厳しい環境で中城海保職員の若い隊員が2人自殺したと彼は悲しそうに涙声で現場の状況を話してました」

この部分について、ネット上では「そのような事実はないのでは」などという指摘が相次いだ。

BuzzFeed Newsは、中城海保を受け持つ第11管区海上保安部に取材した。海保の担当者は「隊員の自殺」を明確に否定し、「Facebookに書いてあったような事実はございません」と述べた。

報道機関から取材があり、投稿を把握したという。広報担当者は言う。

「削除依頼などはしていません。市長個人のFacebookなのでコメントするという立場にはありません」

市長の投稿は1千件以上シェアされたが、2月15日夜に削除されている。

基地反対の運動に対応していた隊員が自殺したとの不確かな情報は、市長が削除した後も、SNS上で拡散を続けている。

多くは、「許せない」「ニュース女子どころじゃない!」などと言う文言とともに広がった。

また、「anonymous post」というブログサイトにも転載。こんな見出しがつけられている。

”< #テレビが絶対に報道しないニュース >沖縄県南城市長 古謝 景春氏の魂の叫び「中城海保職員の若い隊員が2人自殺しました」~ネットの反応「海保を悪魔のように報道し続けたマスコミによって精神的に追い詰められたか?”

記事は2月20日昼までに、Facebookで4000以上のリアクションやシェアを獲得し、Twitterでは1千件以上シェアされている。

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最終更新:2/20(月) 17:20
BuzzFeed Japan