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24歳ハリソンがツアー初優勝 [メンフィス/男子テニス]

2/20(月) 16:01配信

THE TENNIS DAILY

 アメリカ・テネシー州メンフィスで開催された「メンフィス・オープン」(ATP250/2月13~19日/賞金総額64万2750ドル/室内ハードコート)のシングルス決勝で、ライアン・ハリソン(アメリカ)がニコラス・バシラシビリ(グルジア)を6-1 6-4で破り、キャリア初のツアー・タイトルを獲得した。

 ハリソンはサービスエースを決めると両手を上げ、人差し指を空に向けて勝利を祝った。

 ついに、ツアー・タイトルを獲得した。さらによいことに、彼はそれを家族や友人、そして彼がルイジアナ州のシュレーブポートで育つのを見てきたサポーターたちの前でやってのけたのだ。

「優勝、特に初タイトルを獲るということは特別なものだ。それを、僕の故郷から車でやって来た人々、僕のことを5歳のときから知っている人々、僕が10歳以下の大会に出ていたときからサポートしてくれた家族や友達、僕がつぎ込んだ努力と献身を見てきた人々の前でやるというのは、この優勝をいっそう特別なものにする」とハリソンは感極まった様子で言った。

 24歳のハリソンは第1セットを27分で取り、第2セットでは10本のブレークポイントをバシラシビリに与えながらもしのいで、1時間16分で試合を終えた。試合全体を通してハリソンは12本のブレークポイントをセーブした。

 ハリソンは優勝賞金11万4595ドルとランキングポイント250を持ち帰ることになった。この勝利で彼は2012年7月に至ったキャリア最高ランキングと同じ、世界43位にまで上がることが予想されている。その2012年の夏以降、彼は調子とランキングを落とし、2014年10月には一時197位にまで落ち込んだ。昨年3月のハリソンは168位に過ぎなかった。

「7、8ヵ月前、僕はトンネルの向こうには光がないように感じていた。だから今起きていることは“超現実的”だ。正直、信じられない。本当に素晴らしい」とハリソン。

「ここメンフィスは、僕が初めてプロテニスの試合を見た場所なんだ。僕は常にメンフィスを記憶にとどめることだろう。人は人生で夢と野望を持つ。僕にとってのそれは、テニス界で可能な限り偉大になるということだ。僕にとって、ここに戻ってきて不可能だと思っていたときにこのタイトルを獲るということは、本当に驚くべきことなんだ」

 ハリソンは今年のツアーでキャリア初タイトルを獲得した選手として、シドニーで初優勝を飾ったジル・ミュラー(ルクセンブルク)に続いて2人目の選手となった。また、今大会でキャリア初タイトルを獲った2004年のヨアキム・ヨハンソン(スウェーデン)以来の選手ともなった。さらに彼は今大会41年の歴史において、2011年のアンディ・ロディック以来のアメリカ人優勝者ともなった。

 2週間前にダラスのチャレンジャー大会で優勝しているハリソンは、チャレンジャー大会とツアー大会に連続して優勝した2014年のダビド・ゴファン(ベルギー)以来の選手となった。

 バシラシビリにとってはこの日の試合はキャリア2度目のツアー決勝であり、昨年のキッツビューエル以来のものだった。彼は2回戦で第1シードのイボ・カルロビッチ(クロアチア)を倒し、また先週のブルガリア・ソフィアでは世界8位のドミニク・ティーム(オーストリア)を破るなどして準決勝に進出していた。

 決勝でのハリソンはベースラインの後ろまで下がり、頻繁にコート後方に書かれた「メンフィス」のロゴの一歩後ろでプレーすることでバシラシビリのパワフルなストロークに対処した。

 第1セットのバシラシビリは、第1ゲームで15-40とハリソンのサービスをブレークする最良のチャンスを得た。しかしバシラシビリは最初のブレークポイントで右に動きながらコートに倒れてチャンスを逃し、それからバックハンドをネットにかけて、結局そのチャンスを逃した。反対にハリソンは第4ゲームでブレークを果たして3-1とリード。第6ゲームでふたたびブレークしてセットを取った。

 バシラシビリは第2セットで5度、ハリソンのサービスゲームのすべてで少なくとも1度はブレークチャンスを得た。だがハリソンはオンラインのサービスエースで危機をしのいだ第2ゲームから始まって、そのたびに応戦してピンチから逃れた。ハリソンは何とかデュースにもち込み、それからバシラシビリのフォアハンドのミスでアドバンテージをつかむと、最後はセカンドサービスからエースを奪ってサービスをキープしたのである。

「ブレークポイントを握られたときのライアンは、本当に素晴らしいプレーをした」とバシラシビリは認めた。

 ハリソンは2-2からバシラシビリのサービスをブレークして3-2とリード。次のゲームで一時0-40となるが、そこでも奮起してサービスをキープして4-2と差を広げた。彼はまた、第8ゲームでもブレークの危機に直面しながら立て直し、最後のゲームでもふたたび15-40と劣勢に立ってから巻き返した。こうしてハリソンは数々の厳しい局面を乗り越え、最後はサービスエースで試合を締めくくったのである。(C)AP (テニスデイリー/THE TENNIS DAILY)

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Photo: MEMPHIS, TN - FEBRUARY 14: Ryan Harrison of the United States watches the ball during the ATP Memphis Open on February 14, 2017, at The Racquet Club in Memphis, TN. (Photo by George Walker/Icon Sportswire via Getty Images)

最終更新:2/20(月) 16:01
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