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勝浦で最大風速32・2メートル 「春の嵐」再び 千葉県内で5人重軽傷

2/21(火) 11:50配信

千葉日報オンライン

 千葉県内は発達した低気圧の影響で春の嵐となり、勝浦市で最大風速32・2メートルを観測するなど、各地で20メートル以上の強風となった。大多喜町では、歩いていた女性が風にあおられて転倒して骨折するなど4市町で計5人が重軽傷を負った。陸海空の交通網も大幅に乱れ、帰宅する乗客らに影響が出た。

 銚子地方気象台によると、勝浦市では午後5時47分に最大風速を観測。千葉市では29・8メートルを記録した。館山市(28・1メートル)、木更津市(26・6メートル)など8カ所で2月の最大風速となった。

 県防災危機管理課によると、大多喜町では歩行中の女性(82)が風にあおられ転倒。右太もも付け根の骨を折る重傷を負ったほか、市川市では自転車の女性(43)が倒れて右腕を骨折。勝浦市ではいずれも歩行中の男性(89)と女性(69)が、大網白里市でも女性(81)が歩いていて転倒し軽傷を負った。また午後3時半現在、鴨川市、南房総市、八千代市で計約600軒が停電した。

 成田国際空港会社(NAA)によると、午後8時半現在で出発13、到着15の国内線計28便が欠航。また、国際線43便、国内線5便の計48便が成田空港に着陸できず、中部や羽田などの各空港へ代替着陸した。

 NAAは強風での大幅な遅延による緊急事態として、通常は午後11時までの離着陸時間を21日午前1時半まで延長して対応するとした。

 JR千葉支社によると京葉、内・外房、総武、久留里、鹿島の各線で特急14本を含む上下計161本が運休し、乗客計約4万5千人に影響が出た。富津市の金谷と神奈川県横須賀市の久里浜を結ぶ東京湾フェリーは全便欠航した。

 ネクスコ東日本によると、東京湾アクアラインの上下線と、アクアライン連絡道の袖ケ浦-木更津金田インターチェンジ間の上り線は、午後1時35分から同8時まで6時間25分にわたって通行止めとなった。

 気温は、茂原市で18・8度、我孫子市で18・5度など、平年より8・0度、前日より8・7度高いところがあり、4月ごろの暖かさだった。