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唄って踊って恋をして! 『ラ・ラ・ランド』とあわせて観たい“恋に効く音楽映画”5選

2/22(水) 18:40配信

dmenu映画

“タラレバ娘”たち必見! クラシカルなのに普遍的な現代ミュージカル

ゴールデングローブ賞は最多7冠、英国アカデミー賞では最多5冠を獲得。間もなく発表されるアカデミー賞でも13部門14ノミネート(歌曲賞に2曲)と圧倒的な強さを見せている『ラ・ラ・ランド』。ミュージカルの名作にオマージュを捧げながら、人生の酸いも甘いもしょっぱいも、ロマンチックかつヴィヴィッドに描いたのは、『セッション』(2014年)で一躍脚光を浴びたデイミアン・チャゼル監督だ。

アカデミー賞女優たちの大胆ドレス画像

舞台は現代のハリウッド。主人公はスマホを繰りプリウスを乗り回しているけれど、物語のテーマは実に古典的、いや普遍的というべきか。恋する気持ち、相手を思いやる気持ち、夢を追い求める気持ちは、いつの時代にあっても尊いものであることを確認させてくれる。同時に、ままならない現実にせつなさを募らせるけれど、それでも人生は続いていくのだ、とも(ネタバレになるから詳細は書かないけれど、“タラレバ娘”たちは必見ではないか、と)。

エマの歌唱とライアンのピアノ演奏にも大注目

そんな現代の物語を、レトロでクラシカルな佇まいの軽妙なジャズで彩るというミクスチャーぶりが新鮮だ。女優志望のミア(エマ・ストーン)と、売れないジャズ・ピアノ弾きのセブ(ライアン・ゴズリング)という人物設定が、劇中の音楽を自然と物語に馴染ませる。そこに音楽があり、歌があることに違和感がない。中でも、ブロードウェイ出演経験のあるエマ・ストーンが抑えの効いた歌唱で綴るメロディーの美しさときたら、感涙もの。ライアン・ゴズリングは、過去作で歌は披露済みだが、ピアノは初披露。3か月の特訓の成果を大いに発揮している。

処方箋1:深まる思いを音楽で届ける『once~ダブリンの街角で』

そこで、だ。これまでに『ラ・ラ・ランド』みたいな、恋に効く素敵な音楽映画はなかったかなと考えてみたところ、あった、あった。まずはジョン・カーニー監督の『once~ダブリンの街角で』(2007年)。ミュージシャンを夢見る男と、チェコ移民のシングルマザーが出会い、惹かれあい、音楽を通じてその距離を縮めていくお話。誰かを好きになっていく過程でどんどん深まる思いを持て余してしまう──そんな経験は誰にでもあるんじゃないかな。そんな時、音楽がその思いを引き受けてくれることもあることを、この映画は教えてくれた。主演のふたり、グレン・ハンサードとマルケータ・イルグロヴァは、当時本当の恋人同士で、スウェル・シーズンというデュオを組んで活動中。そのスウェル・シーズンによる劇中歌「フォーリング・スローリー」はアカデミー賞歌曲賞を受賞した名曲だ。

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最終更新:2/22(水) 18:40
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