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神戸製鋼、年内はアルミ押出のフル操業継続

2/22(水) 6:00配信

鉄鋼新聞

 神戸製鋼所のアルミ押出事業は2017年も高操業を維持する見通しだ。主力の自動車材は国内の軽量化需要を背景に好調が続くほか、今秋からは米国子会社へのバンパー材の母材供給も開始する。加えて、得意とする鉄道車両向けも当面はフル操業が続くことから、月間3千トン以上の出荷が年内は継続するようだ。

 神戸製鋼所のアルミ押出事業は長府製造所(山口県下関市)が担当し、合金技術を生かした自動車材や鉄道車両材を中心に製造。そのほか店売り棒や光学関連の素管製造なども手掛けている。
 長府製造所は昨年度から輸送機材を中心に生産が好調だ。主力の自動車材は、国内でも高まる自動車の軽量化ニーズを背景に需要が増加しておりバンパーや構造部材などの引き合いも増えている。目先についても「特にHVやEVは軽量化ニーズが強く、アルミ製品が採用される可能性は高い」(藤井拓己常務)としている。また今年後半には、米国子会社「コベルコ・アルミナム・プロダクツ&エクストルージョンズ」(KPEX)が自動車バンパー材の加工工程を先行して始めるため、その母材を長府製造所が供給する計画にある。
 鉄道車両材では「顧客の海外展開が続いており、現状でも18年いっぱいまでは受注がみえている。その後についても期待したい」(同)という状況だ。
 こうした環境の中で、足元の長府製造所はほぼフル生産体制に入っている。そのため能力引き上げに向けて、シフト変更や生産性向上のための設備の改善を推進。また特に大型プレス機の負荷が高まっていることを踏まえ、従来大型機で押出していた材料の一部を小型プレスで生産できるように明細移管するなど、大規模な設備投資にはよらない能力の増強に注力している。

最終更新:2/22(水) 6:00
鉄鋼新聞