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「特A」西日本が健闘 全農育成「はるみ」も獲得 米食味ランキング

2/24(金) 7:01配信

日本農業新聞

 日本穀物検定協会(穀検)は23日、2016年産米の食味ランキングを発表した。食味が最も良いとされる「特A」を取った産地品種銘柄数は44で、前年から微減(マイナス2)したものの、特Aランクが設定された1989年産以降で2番目に多かった。新規に特Aとなった11の産地品種銘柄のうち8を西日本が占め、健闘が目立った。JA全農の育成品種である神奈川(県央・湘南・県西)の「はるみ」が初出品で特Aを獲得した。

 評価対象となったのは44道府県の141産地品種銘柄で、前年より2増えた。今回初めて特Aを取ったのは、「はるみ」の他、岩手・県中「ひとめぼれ」、富山「てんこもり」、京都・丹波「キヌヒカリ」、兵庫・県南と岡山の「きぬむすめ」、広島・北部「あきさかり」、愛媛と高知・県西の「にこまる」、福岡「夢つくし」、大分・久大「ひとめぼれ」の計11産地品種銘柄になる。穀検は北陸・中部を東日本としている。

 特A銘柄のある県は神奈川、岡山、高知が加わり、計30道府県と過去最多を更新した。

 作付面積が少ないなどの理由から11産地品種が参考出品され、岩手「銀河のしずく」や宮城「だて正夢(東北210号)」、熊本「くまさんの輝き(熊本58号)」など期待の新顔が特Aとなった。

 穀検は「各産地が新品種を積極的に導入し、米の良食味化が一層進んでいる」とみる。

 全農が育成した良食味品種「はるみ」も「特A」を獲得した。JA全農かながわは「県の関係者を含めて喜んでいる。(獲得を契機に)普及して農家の手取り向上につなげていきたい」(農産部)と弾みにしたい考えだ。「はるみ」は「キヌヒカリ」と「コシヒカリ」を掛け合わせた品種で、全農によると「コシヒカリ」に比べてつやがあり甘味が強いのが特徴。神奈川県では16年産で約250ヘクタールに作付けた。

日本農業新聞

最終更新:2/24(金) 7:01
日本農業新聞