ここから本文です

倒れた男性救助→名前告げず去る サッカー部員8人に千葉北署が感謝状

2/24(金) 12:16配信

千葉日報オンライン

 年始の夕方、路上に倒れていた高齢者男性をチームワークを発揮して助けたとして、千葉北署(鈴木昇署長)は23日、千葉県立千葉北高(千葉市稲毛区長沼町)のサッカー部員8人に署長感謝状を贈呈した。

 署長感謝状を贈られたのは、いずれも17歳で2年生の前田優央さん、熊谷和真さん、小山瑞貴さん、山本智宏さん、朝来野佑さん、花島頼さん、川野将史さん、石井隆義さん。

 同署によると、8人は1月7日午後5時半ごろ、練習を終えて帰宅途中、花見川区内の公園でさらに自主練習をしていたところ、通り掛かった女性から「路上に人が倒れている」と聞いた。約100メートル離れた現場に行くと、80代の男性が路上に倒れていた。声を掛けても反応がなかったことから、石井さんは部員の荷物番をし、前田さんは近くの花見川交番に急行した。

 6人で声掛けを続けたところ、女性から男性の自宅と思われる場所を聞き、山本さんと川野さんがその家に行方不明になっていないかを確認に走った。残る4人は、全く歩くことができない状態だった男性を支えながら、無事自宅まで送り届けた。警察官が交番から男性宅に駆け付けた時には、8人はすでにいなくなっていた。男性の妻は「酒を飲んで知らない間にいなくなっていた」と話し、8人にお礼が言えなかったことを悔やんでいたという。

 同署で行われた贈呈式で花島さんは「困っている人がいたらどんどん助けたい。これからも『ありがとう』と言ってもらえるような人生を送りたい」。

 鈴木署長は「チームのみんなが心一つになり、高齢者に敬意を払いながら自宅まで送り届け、名前も告げずに立ち去る爽やかさ。みなさんのようなスポーツマンは県警では大歓迎だ」と8人を“スカウト”した。