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【F1】フェラーリ、”逆襲”狙う2017年マシン『SF70-H』を発表

2/24(金) 17:51配信

motorsport.com 日本版

 24日、フェラーリは自社が所有するフィオラノ・サーキットで2017年用のマシン、『SF70-H』を発表した。

【写真】フェラーリSF70-Hフォトギャラリー

 昨シーズンのフェラーリは、シーズン後半に思うように勢いを伸ばせず終い。王者メルセデスに届くどころか、レッドブルに逆転されてしまい、コンストラクターズランキング3位に終わった。

 スクーデリアのドライバーラインアップは、セバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンのコンビが継続。ふたりとも経験豊富で速さのあるドライバーだけに、タイトルを狙えるだけのマシンが求められている。

 昨シーズンの開幕前、フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネは開幕戦の優勝とタイトル獲得を大胆に”宣言”したものの、結果は前述の通りに終わった。今年はそれと比べると、不気味なほど静かに、新マシンの開発計画『プロジェクト668』が推し進められてきた。

 ニューマシン『SF70-H』は果たして、メルセデスの支配を終わらせるほどのマシンに仕上がっているだろうか?

 フロントウイングは、新レギュレーションに沿う形で中央部を頂点に三角形になっている。その翼端板の後端下部には、大きな切込みが入れられている。

 ノーズは直線的だが、コクピット前方で大きく角度が変わる。この部分の両端には、気流の剥離を避けるためか、小型のフィンが取り付けられている。

 サイドポンツーンは異様なほど下部がえぐられており、巨大なウイングレットとで形作られたトンネル内に、気流を後方のディフューザー上部に向かって流しているようだ。このサイドポッド後部は、美しく絞り込まれていて、リヤタイヤ内側のフロア上部には、大きなスペースが生まれている。またコクピットのほぼ横、サイドポンツーン上部には、四角い開口部が存在。ロールフープ部にあるエアインテークが小さいことを考えると、車体内部の冷却用の開口部と考えられる。

 シャークフィンは実に巨大。これまで発表された2017年用マシンの中でも、特に大きな部類といえよう。その後端には、メルセデスが木曜日のシェイクダウン時に使用したモノと似た、T字型のウイングが取り付けられている。シャークフィンで横方向の気流を整え、このT字ウイングで上下方向の気流の乱れを制御することを目指しているのだろう。また、リヤウイングの位置が低くなったこととも、無関係ではないはずだ。