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生田斗真がトランス女性役の「彼らが本気で編むときは、」 監督は「単なるLBGT映画じゃない」

2/25(土) 6:00配信

BuzzFeed Japan

生田斗真さんがトランスジェンダー女性のリンコを演じた映画「彼らが本気で編むときは、」が2月25日、公開される。どんな映画なのか、荻上直子監督に聞いた。【BuzzFeed Japan / 渡辺一樹】

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーなどいわゆるLGBTは、日本のメディアでは、どこか極端に描かれがちな存在だ。一方、この物語のリンコは職場や恋人、親にも受け入れられ、地に足の付いた日常を送っている。

第67回ベルリン国際映画祭では、その家族生活を小学5年生の少女トモの視点から描いたことで絶賛され、LGBTをテーマとした作品が対象の「テディ審査員特別賞」を受けた。ところが、荻上直子監督は「これは単なるLGBT映画ではない」「トランスジェンダーが、トランスジェンダーであることに悩むという話にはしたくなかった」と話す。

どういうことなのか。

物語は、母親に置き去りにされ、愛を知らない孤独な小学生の少女トモ(柿原りんか)が、叔父マキオ(桐谷健太)のもとにやってきて、その恋人であるリンコ(生田斗真)と出会うところから始まる。性別適合手術を受けて、「生まれた時に割り当てられた性別」ではなく、女性として生きるリンコ。口に手を当てて笑う。コップの持ち方、座るときの足の位置。そうした動作のひとつひとつが女性を感じさせる。その姿に困惑していたトモも、次第に打ち解け、3人の絆はとてもしっかりしたものになってゆく。

だが映画の射程は、そこだけにはとどまらない。彼ら以外にもさまざまな家族の形、そしてそれぞれの愛情が、複雑に折り重なって描写されている。

だが映画の射程は、そこだけにはとどまらない。彼ら以外にもさまざまな家族の形、そしてそれぞれの愛情が、複雑に折り重なって描写されている。

たとえば、トモの同級生の母親(小池栄子)は、リンコに激しい拒絶反応を示す、いわば敵役だ。それでも、単なる悪人として描かれているわけではない。

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最終更新:2/25(土) 6:00
BuzzFeed Japan