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2分の1成人式に母親として参加してみた。感動するだけでいいの?大人の態度が試される

2/26(日) 11:34配信

BuzzFeed Japan

10歳の節目で子どもの成長を祝う「2分の1成人式」。子どもたちはどんな気持ちで、この式に臨んでいるのか。小学4年生の長男の2分の1成人式に、記者が参加してみた。【BuzzFeed Japan / 小林明子】

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2分の1成人式は、子どもが10歳になる節目に、親に感謝を伝えたり将来の夢を発表したりする学校行事。親にとっては涙腺崩壊ものの儀式だという。

しかし、私は「感動してたまるか」と少し斜に構えていた。

以前、2分の1成人式の内容に一部異議を唱えている名古屋大学大学院准教授の内田良さんに取材をしたことがあるからだ。「多様な家族形態に配慮がない」「感動を強制する」といった指摘があることを知っていた。

例えば、親から子どもへの手紙

大阪府に住む岡まゆみさん(37)の夫は2012年、溺れている子どもを助けようとして亡くなった。長男が6歳のときだった。

岡さんは保護者会などで「父親の死を思い出させるようなことはさせたくない」と訴えてきた。学校からは、2分の1成人式は「将来の夢を発表する場にする」と回答をもらっていた。

ところが、学校から便箋3枚の「子どもへの手紙」を依頼された。こんな注文とともに。

<子どもたちが読んで「自分は大切にされているんだな」と感じられるようなお手紙を書いていただけるとうれしいです>

式の最後には「お父さん、お母さん、育ててくれてありがとう」と児童が声をそろえる場面があり、先生からは「どうでしたか? 感動しましたか?」と聞かれた。

「子どもが将来の夢を語る姿だけで感動するし、親子が感謝を伝えるのは日頃のコミュニケーションで十分です。あえて式に仕立てる意味がわかりません」

学校ごとに内容を決める

2分の1成人式は、ここ十数年で一気にブームになった。2006年度には、東京都内の公立小学校の約半数で実施されていたという。

「最近は集計していないので数はわかりませんが、学校を訪問すると、実施しているという声をよく聞きます」と、東京都教育委員会義務教育指導課の指導主事はBuzzFeed Newsの取材に話す。

学習指導要領に定めはなく、都教委が勧めているわけでもない。実施するかどうかや内容は、あくまで各学校の判断だという。

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最終更新:2/26(日) 19:17
BuzzFeed Japan