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2017年初戦は黒星も…世界一へ向け、チームを束ねる小久保監督の“気遣い”

2/26(日) 7:40配信

Full-Count

ソフトバンクに完敗も、前日の決起集会では焼酎を持って選手と語り合った指揮官

 3月の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて宮崎で強化合宿を行っている野球日本代表「侍ジャパン」は25日、「2017 侍ジャパンオープニングマッチ」(KIRISHIMAサンマリン宮崎)でソフトバンクと対戦し、0-2で敗れた。打線が沈黙し、WBCへ向けた5試合のテストマッチ初戦は黒星スタート。小久保裕紀監督は、チームを束ねるため努力を続けている。

2017 WBC 野球日本代表「侍ジャパン」メンバー一覧

 打線は4安打に終わり、千賀と松井がそれぞれ1失点で敗戦。投手陣にはまずまずの手応えを感じる内容だったものの、2017年の“初陣”は完敗に終わった。小久保監督は「投手陣に関しては、松井は本来(の調子)ではなかったが、それ以外はある程度思ったところに投げられていた」としつつ、打線については「(4安打の)菊池1人ですね」と淡々と振り返った。

 3月7日のWBC初戦・キューバ戦まで残り10日。黒星スタートとなったが、強化試合はまだ4試合残されている。選手の状態を上げていくのはもちんのこと、チームの結束を強めることも必要になってくる。

 この試合の前日、侍ジャパンは選手、監督、コーチ、打撃投手、ブルペン捕手の“ユニホーム組”が参加し、決起集会を開催。小久保監督は「盛り上がりすぎないように、あえて(練習試合)前日にしました」と冗談交じりに話しつつ、「すべてのテーブルを回りました」と明かした。指揮官自ら焼酎を手に持って、選手とコミュニケーションを図ったという。そこでチーム内の雰囲気を肌で感じた。

内川と青木しか見たことがない「世界一の景色」

「見ていたら、だいたいどのメンバーがどのテーブルに集まるというのは、何となく分かりましたよ。田中と菅野が一緒にいました。(学生時代から)ずっと一緒みたいですね。クラスも一緒みたいで。あと、平野は初招集なんですけど、意外と牧田とアマチュア時代につながりがあるみたいで」

 侍ジャパンが常設化され、小久保監督が就任してからは、定期的に強化試合などを行い、チームを作り上げてきた。常連の選手が中心となり、過去3大会にはなかった“絆”が存在する。この日は黒星発進となったが、それぞれが信頼関係で結ばれているだけに、不安はない。

 この試合では、内川がソフトバンクの選手と交錯し、負傷交代となるアクシデントもあったが、病院での精密検査の結果、脱臼や骨の異常はないことが確認された。離脱しなければWBCに3大会連続出場となるベテランは、決起集会の席で「世界一の景色は自分しか見たことがない。いいものだ」と話したという。

 青木が合流すれば、世界一経験者は1人増える。まだ多くの上積みが期待できる。最高の結果を手にするため、侍ジャパンは小久保監督のもと、最後の仕上げに力を注いでいく。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:2/26(日) 7:40
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