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POLYSICS「バンド感を大事にしている」20年変わらぬ原動力DEVOの存在/インタビュー

2/26(日) 11:01配信

MusicVoice

 今年結成20周年を迎えたロックバンドのPOLYSICSが2月22日に、結成20周年記念アルバム『Replay!』をリリースする。代表曲8曲を新録した他、昨年10月にShinjuku ReNYでおこなわれたライブ音源3曲、さらにアフリカンビートを採り入れた新曲「Tune Up!」を収録。これを聴けば間違いなくライブで盛り上がれるアルバムになった。ハヤシは「バンド結成のきっかけになった、DEVO(ディーヴォ=米・ロックバンド)に対する変わらない熱が、今も自分を突き動かしている」と語る。結成20周年、そして、バンドに変化をもたらせた海外経験などについて話を聞いた。

DEVOは20年聴いても発見がある!

――結成20周年ということで、思うところはありますか?

ハヤシ 正直に言って、実感があまりなくて。こういう取材があるたびに、徐々に自分の中で20周年モードが高まりつつあるんですけど、ぶっちゃけ3月8日になったときに実感するのかどうなのかって感じです。

フミ 実際に20年やっているのはハヤシだけですけど、きっと終わったあとにジンワリくるんじゃないですか?

ヤノ ライブやって落ち着いたところでね。

――フミさんとヤノさんは、客観的な部分でPOLYSICSの20周年をどう感じていますか?

ヤノ 第一に20年バンドをやり続けることは、本当にすごいことだと思いますね。自分が入ってからは13年目ですけど、その間にもメンバーチェンジがあったし。そういうことを繰り返しながらの20年だから、さらにすごいなって。

――メンバーチェンジというのは、辞めるときも入るときもエネルギーを使いますよね。

ハヤシ メンバーチェンジがあるとサウンドも変わるので、そのときごとに新しくなったPOLYのサウンドを、自分の中でどう形作るか考えるわけで。この3人になってからは6~7年で、ようやく固まってきた部分があって。それでも時期ごとに変化していったので、その変化に対応するのでいっぱいいっぱいなところもあります。

――フミさんは、客観的に20周年はどうですか?

フミ 私は最初、友人と言うかお客さんとして見ていて、そのときはこのバンドが20年続くなんてまったく思ってなかったです。でも、そのときからハヤシの熱量がすごくて、それは今も変わってないですね。客観的なところで、その「ハヤシの熱量ってどこからきてるのかな?」と、今でもたまに思います。そういうハヤシの「好き」の力、初期衝動が今も衰えずにあるから続けられているのかな~なんて、はたから見ていて思います。でもそれって希有なことだと思うんです。どんどんベテランになると、ルーティンになっていくところがあると思うけど、それが良くも悪くもできないバンドなんだなって、一緒にやっていて思います。

――ハヤシさんがバンドを始めるきっかけになった、アメリカのバンド“DEVO”が大好きな気持ちは、20年前と変わっていないですか?

ハヤシ 今のほうが、もっと好きです(笑)。この間のツアーでは、客入れと客出しのBGMを全部DEVOの曲にして、自分でノンストップMIXを作ったくらい好きです。

 DEVOが最初にやったコンセプトというのは、今でもすごく面白いと思うんですよね。機械がどんどん進化すると人間は退化していくというメッセージは、今の時代でも通じるものがあると思うし。そういうDEVOのメッセージや受けた影響を、上から頭ごなしに伝えるんじゃなくて、毒っけたっぷりのユーモアを含みながら、面白おかしく伝えていくやり方が、自分らしいと思っていて。DEVOが僕にとって、素直なロックの原体験になっていて、そこは未だに変わらないし。うん。DEVOは、今も大好きです。

――20年も聴いていて、飽きないですか?

ハヤシ まったくですよ。むしろ聴くたびに新しい発見があります! 正月にも、普通に1stアルバム『Q:Are We Not Men? A:We Are Devo!』を引っ張り出して聴いてましたから。それもアナログレコードで。

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最終更新:2/26(日) 11:01
MusicVoice