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上野動物園で5年ぶり赤ちゃんパンダ誕生か? リーリーとシンシン交尾を確認

2/27(月) 18:14配信

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 上野動物園(東京都台東区)は27日、ジャイアントパンダの「リーリー」(11歳・オス)と「シンシン」(11歳・メス)の交尾を確認したと発表しました。2頭の交尾は4年ぶり、赤ちゃん誕生となれば2012年以来5年ぶりであり、期待もふくらみます。同動物園を含めた日本国内のジャイアントパンダ繁殖状況をまとめました。

 上野動物園では27日朝、2頭がひんぱんに鳴き交わすなど強い発情行為がみられたため同居させたところ、午前8時48分から52秒間の交尾が確認できたそうです。教育普及課長の金子美香子さん(52)によると、52秒という時間は「これ1回でも(妊娠するには)十分な長さ」ですが、妊娠の可能性をより高めるため、今後も2頭の発情が確認できれば同居を試みるとしています。

 過去、同動物園では計4頭のジャイアントパンダが誕生しています。1985年6月には、父「フェイフェイ」と母「ホァンホァン」の間に「チュチュ」(オス)が生まれました。日本でのジャイアントパンダ出産第1号でしたが、生後43時間で短い生涯を終えました。その後、1986年6月に「トントン」(メス)、1988年6月に「ユウユウ」(オス)が誕生し、彼らは14~5歳まで生きています。2012年7月、リーリーとシンシンの間にオスの赤ちゃんが生まれましたが、肺炎のため生後6日で亡くなりました。

 すでに15頭を誕生させているのが、アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)です。2000年9月生まれの「良浜(らうひん)」(メス)を皮切りに、2001年12月に1頭、2003年9月に2頭、2005年8月に1頭、2006年12月・2008年9月・2010年8月に各2頭、2012年8月に1頭、2014年12月に2頭が誕生。直近では、2016年9月に1頭が生まれています。なおアドベンチャーワールドでは、生後まもなく亡くなった個体は数に含めていないそうです。

 神戸市立王子動物園(兵庫県神戸市灘区)でも2008年8月に赤ちゃん(性別不明)が誕生しましたが、授乳がうまくいかず生後4日で亡くなりました。2010年以降はメス1頭の状態が続いており、繁殖活動は現在行われていません。

 ジャイアントパンダは、83~200日の妊娠期間を経て出産するとされています。金子さんは「自然交配が行われたので、今後は妊娠する想定で、シンシンがストレスを感じずにリラックスして健康に過ごせるよう努めていきたい」と話していました。

(取材・文:具志堅浩二)

最終更新:3/5(日) 9:04
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