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【東京マラソン】瀬古利彦氏が指名した「マラソン界の錦織になれる」有力若手は?

東スポWeb 2/27(月) 16:44配信

 東京五輪の切り札はこの男だ。8月の陸上世界選手権(ロンドン)の男子マラソン代表選考を兼ねた26日の東京マラソンは、井上大仁(24=MHPS)が2時間8分22秒で日本人トップの8位で代表入りを確実にした。38キロ過ぎに設楽悠太(25=ホンダ)を抜き去り「大きな大会で日本人トップになれたのは自信になった」と喜んだ。

 ただ、日本陸連の瀬古利彦長距離・マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(60)の見方はやや異なる。“男子マラソン界の錦織圭”と賛辞を贈ったのは、井上に敗れた設楽だった。

 瀬古氏は東京マラソンで世界に挑む日本勢をテニスの絶対王者ノバク・ジョコビッチ(29=セルビア)を引き合いに出し「ジョコビッチと20番ぐらいの選手がやるのと一緒。話にならない」と分析。新戦力の台頭を切望していた。その期待に応えたのが、リオデジャネイロ五輪1万メートル代表で今回が初マラソンの設楽だった。今年からコース変更でレースは高速化。優勝したキプサングは世界記録を上回るハイペースで飛ばした。設楽は前半をキプサングと同じ61分台で追走した。

 最後は2時間9分27秒の11位(日本人3位)でフィニッシュ。世界選手権代表は難しくなったが、瀬古氏は設楽の心意気を高評価した。「(マラソン界に)錦織圭は現れてないけど、設楽君にはそれを感じさせる。ああいうレースはなかなかできない。能力が高い。将来的にはすごく感じさせる選手」と手放しで褒めちぎった。

 1~7位までアフリカ勢が独占。今井正人(32=トヨタ自動車九州)ら国内招待選手も踏ん張り切れなかった。今後も厳しい戦いとなるが、3年後の東京五輪を見据えれば、一筋の希望がつながった形となった。

最終更新:2/27(月) 16:44

東スポWeb