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タカタグループの国内仕入先の約9割が取引継続を望む

2/27(月) 16:00配信

東京商工リサーチ

「タカタグループの国内仕入先」アンケート調査

 エアバッグの死亡事故に端を発したリコール問題で巨額の費用負担に揺れるタカタ(株)(東京都品川区)および同社のグループ企業と取引する企業の約9割が、今後も取引の継続を望んでいることがわかった。
 すそ野が広い自動車業界でもタカタ製のエアバッグのシェア(市場占有率)は高い。サプライチェーンでの重要な位置付けを背景に、タカタと取引先の協業体制は強固なことを示している。
 2月10日、タカタは2017年3月期の連結最終損益を640億円の赤字見込みと発表した。アメリカ司法省との間で合意した罰金や被害者への賠償など司法取引に関連した損失引当金が969億円、リコール関連費用が106億円の合計1,075億円を計上したことに起因している。発表に先立つ2月4日、タカタはスポンサー候補のキー・セイフティー・システムズ社について外部専門家委員会から推薦を受けたことを明らかにしている。再建に向けた動きが活発になるなか、自主再建かスポンサー受け入れか、法的手続きか、今後の動向が注目されている。
※ 本調査は、東京商工リサーチが保有する国内最大級の企業データベース(298万社)から、タカタグループの仕入先132社を抽出し、2月1日~21日に電話にて聞き取りを実施し、51社から回答を得た。
※ タカタグループは、タカタと同社の有価証券報告書に国内連結子会社として記載のあるタカタ九州の2社とした。

取引企業の属性分析 1次仕入先は132社
 アンケート実施にあたり、東京商工リサーチの企業データベースからタカタグループと取引のある企業を抽出した。タカタグループと直接取引のある1次取引先は仕入先で132社、販売先で28社あった。1次取引先と取引のある2次取引先は仕入先で613社、販売先で158社だった。
 1次仕入先132社の地区別は、近畿が最多の54社(構成比40.9%)だった。132社のうち滋賀県は33社、タカタ九州のある佐賀県は11社、2次仕入先613社は滋賀県が23社、佐賀県は18社だった。1次と2次合計では滋賀県が延べ56社、佐賀県が同29社で、中部、関東にも分散している。
 業種別では、1次仕入先は自動車部品・付属品製造業が20社(同15.1%)でトップ。資本金1億円以上は17社にとどまり、中小企業が多いのが特徴だ。

Q1:タカタグループのどの部門との取引ですか?(複数回答)
 51社の回答では、シートベルト部門の取引が最も多く36社(構成比70.5%)だった。次いで、エアバッグ部門の21社(同41.1%)。両部門との取引がある企業は12社(同23.5%)あった。

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