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【F1】トロロッソとメルセデスの類似点に、サインツJr.自信を深める

2/27(月) 9:52配信

motorsport.com 日本版

 今年、一番最後にニューマシンを発表したのはトロロッソだった。日曜日の日本時間26時に発表されたトロロッソSTR12は、昨年までのカラーリングを一新。より明るいブルーを基調とし、そこに赤いラインと銀色の”ブル”があしらわれた斬新なモノだった。

【F1】ギャラリー:トロロッソSTR12

 そのカラーリングが注目を集めるが、技術面でも興味深いマシンだ。例えばそれは、メルセデス型とも言えるフロントサスペンション、サイドポッド、そしてノーズのレイアウトなどである。

 カルロス・サインツJr.は、メルセデスに似たソリューションが多く見られることに、今季に向けた自信を深めているという。

「まずは試してみる必要がある。そしてトラック上で他の人たちと比較し、2週目のテストでストップウォッチでもそれを見てみる。しかし少なくともクルマは、すべてのレースに勝っているクルマによく似ている。それは僕に自信と素晴らしい気分をもたらすんだ」

 そうサインツJr.は語る。

「僕は、トロロッソは自信を持っていると思う。なぜなら、過去3年間に示してきたことを考えれば、僕らが素晴らしい空力開発をできることは間違いない」

「この新しいレギュレーションに対して、チームは素晴らしいベースを作り上げることができるということに自信を持っている。チャンピオンシップに勝つことはおそらくないだろうが、僕は今はそれを求めていない。しかし、トップ10に確実に入ることができるための武器が、僕が期待するものだし、それを手にすることを本当に願っている」

「今年は大規模な開発が行われるだろうことは、僕も知っている。その後も素晴らしい外観のままであることを願っている。そして、昨年はエンジンを妥協(昨年のトロロッソは型落ちのフェラーリ製パワーユニットを使っていたため、アップデートが施されなかった)しなければならなかったため、成し遂げられなかったことができればいい」

メルセデス似は”偶然”

 テクニカルディレクターであるジェームス・キーは、メルセデスと同じような解決策を採ったことに、肯定と失望の念を抱いているという。

「他の誰かが同じようなことをしていることを、喜ばしくも感じる。しかし別の面では、このことを考えた唯一のチームではなかったということに、失望しているんだ」

「実際には、多くの異なるコンセプトがあるはずだ。だから、多様性が生じるのが普通なんだ」

 しかしキーは、トロロッソのアイデアがメルセデスをコピーしたモノではなく、完全な偶然だったことを主張した。

「私はメルセデスのマシンを見た。確かに、彼らは我々と似たフロントサスペンションを持っていた。ほとんどの人は、我々がメルセデスと同じフロントサスペンションを採用したと言うだろう」

「ノーズも、そしてサイドポッドの前端も似ている。サイドポッドのスタイルも同様だ。しかし、それは完全なる偶然なのだ」

 ノーズの考え方を変えるという決定は、細くすることが2017年のレギュレーションにとって最適だったからだとキーは語る。

「これは、様々な可能性を検討した我々のグループが導きだした、空力学的な決定だ」

 そうキーは付け加える。

「これはこれまでの我々の考え方とは、異なる方向性のモノだ。過去2年間、我々のソリューションは似ていた」

「様々な可能性を見ると、細いノーズとステーのスペースは、我々の考え方にマッチしていると感じたし、我々のクルマにとっては正しいことだと思った。今後、状況がどのように進んでいくのか、見ていかなければならない」

Jonathan Noble