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関東の電炉小棒メーカー、鉄スクラップ高などで再度売り腰強化

2/27(月) 6:00配信

鉄鋼新聞

 関東地区の電炉小棒メーカーは鉄筋棒鋼の販売姿勢を再び引き締めている。主原料である鉄スクラップ価格が海外高を受けて騰勢を強めているほか、電力や副資材などコスト高の要因も目白押し。月次赤字からの脱却が見通せない状況に各社とも危機感を強めており、再生産可能な販価トン6万円の早期実勢化を目指す構え。

 関東の小棒メーカー各社は昨年後半の鉄スクラップ急騰を受け、採算確保を目的に鉄筋棒鋼の値上げ姿勢を鮮明にしてきた。ただ、今年1月後半から2月上旬に鉄スクラップ価格が一時的に調整。各社とも月次ベースでは赤字だが、値上げ姿勢にやや濃淡が見られた。
 しかし、足元では再び鉄スクラップが上げ基調を強めているほか、原油高の影響で電力料金やエネルギーコストの上昇も必至。さらに電極や合金鉄などの副資材も値上がりするため「新年度のコスト高は避けられない状況」(販売担当)にある。
 特に鉄スクラップは欧米のトルコ向け輸出価格が急上昇し、日本の韓国向け輸出商談もH2=FOB2万8500円まで切り上がった。また、中国製ビレットの輸出オファー価格がCFR490ドルに上昇したとされ「海外要因によって再び鉄スクラップが大幅に値上がりする可能性は大いにある」(購買担当)と、急激なコスト高に警戒感を強めている。

最終更新:2/27(月) 6:00
鉄鋼新聞