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「漢字」の苦手克服! ビッグデータから見える効果的な学習法

2/27(月) 14:00配信

ベネッセ 教育情報サイト

連載「勉強が続く!わかる!『ビッグデータ』時代の家庭学習」。第5回となる今回は、前回に引き続き「ビッグデータ」が「デジタル教材の開発」や「学習効果の検証」にどのように使われているのかをお伝えします。
今回は、漢字学習について取り上げます。「漢字は苦手」という子どもは今も昔も少なくありません。しかし、デジタル教材の活用で、漢字学習は大きく変わってきています。ビッグデータを活用し、デジタル学習教材「チャレンジタッチ」の国語の開発と学習効果の検証に取り組むベネッセコーポレーション小学生事業本部の中野優に話を聞きました。

Q.「漢字は苦手」と感じる子どもが多いのはなぜでしょうか。

-小学1~6年生を対象にした調査(ベネッセ教育総合研究所「小学生の漢字力調査」)では、「漢字を書くことが得意だ」と回答した比率が53.5%と半分程度しかいません。高学年になるとどんどん「得意」の比率は下がります。漢字学習は、小学生の国語で苦手意識をつくりやすい大きなポイント。その原因の1つは「負担感」です。漢字学習はくり返し書いて覚えることが基本です。しかし、子どもはもちろん、大人であっても単純な反復学習では根気が続きにくく、負担に感じられるものです。

-もう1つの原因としては、「正確に覚えられない」ということが挙げられます。例えば、「捨」「拾」など文字の形が似ているもの、「熱い」「厚い」「暑い」など同じ読み方で意味が違うもの、漢字のとめ・はねや書き順など、難しいことがたくさんあります。くり返し練習して覚えたつもりでも、正確に覚えていないためにテストでまちがえてしまい、結果として苦手意識ができてしまいます。

-漢字はしっかり覚えれば国語のテストの点数が確実に上がり、子どもの自信にもつながります。何より、生きていくうえで大切な知識です。私たちはこれまでも、子どもの負担感を減らし楽しく取り組みつつも、漢字を正確に覚えられるような教材作りをめざしてきました。でも、紙の教材だけではわからないこと、できないこともありました。

-デジタル教材「チャレンジタッチ」や、学習データの蓄積であるビッグデータを活用できるようになると、今まではわからなかったことがわかり、表現できなかったことができるようになります。現在では、そうした技術を利用して、従来の教材の改善や新たな教材の開発が進んできています。

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