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【特集】外食24時間営業ピンチ

毎日放送 2/27(月) 15:27配信

24時間営業というスタイル、当たり前のサービスのように思われていますが、実はその存続がかなり危ぶまれているという現状があります。飲食業界はこのピンチにどう立ち向かっているのか。各社の挑戦を取材しました。

厳しい人材確保

「夜0時を回りました。JR三鷹駅前です。人通りは少なくなってきていますが、駅前の24時間営業の牛丼店にはお客さんがまだまだたくさん入っています」(辻憲太郎解説委員)

行列こそできていませんが、店内は深夜でもこの賑わい。

Q.よく利用する?
「職場から近いので、週2以上」(利用者)
「仕事が終わるのが遅いので、早くても23時。この辺ごはん屋さんないんで」(利用者)

消費者にとっては便利な24時間営業。しかしこの運営スタイルを保つことは、年々難しくなってきているといいます。

「深夜だけではないんですけども、全体的に人材確保が難しい状況」(松屋フーズ 遠藤隆也さん)

松屋を支えるアルバイトの数は全国に2万人。特に深夜の時間帯は働き手がなかなか確保できないのです。となると当然…

「(深夜帯の時給は)今1400円ぐらいですね。リーマンショック後の7年くらい前と比べると10%ぐらい時給は上がっています」(遠藤隆也さん)

少しでも人手不足を解消しようと導入されたのが、この券売機。来月中には全国の942店舗全てに置かれます。

「生卵か半熟卵かをお客さんにいちいち聞いていたんですけど、それを券売機で選んでもらうことで従業員が聞く手間が省けた」(遠藤隆也さん)

Q.どれぐらい負担を軽減?
「だいたい15秒くらいは軽減できている」

わずか15秒、されど15秒。客とのやりとりが短くなれば店員の負担は減り、それだけ人手が削減できるのです。牛丼業界では当たり前の「24時間営業」。その裏には客からは見えない企業努力が隠されていました。

24時間営業をやめるファミレス

深夜の働き手をどう確保するかは、いま飲食業界最大の課題です。

Q.カラオケ店、人が集まりにくい?
「そうですね、確かに。募集かけてもホンマ来ないんで」
「今現状いてるアルバイトの子の友達を友達をというような紹介で、アルバイトを維持している」(ラーメン店スタッフ)
そんな中、大胆な方針転換を打ち出したのがガストなどを運営するすかいらーく。
深夜営業をしていた990店舗のうち650店舗で営業時間を短縮することを決めました。
「電気が消えました。2時前になりましたんで消えました。24時間営業が終わったんだと実感できますね」(辻憲太郎解説委員)

ファミレスは24時間開いているという固定観念は、もはや過去のものなのです。

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最終更新:5/16(火) 16:42

毎日放送