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【特集】閑静な住宅街に建設!?マンション住民反発

2/27(月) 16:55配信

毎日放送

マンション建設をめぐる問題です。
舞台は大阪市阿倍野区の閑静な住宅街、景観を守らなければならない風致地区に指定されている場所です。
大阪市は開発許可を出していて工事が始まっているんですが、近隣住民は、マンション建設は町の景観を壊すもので、条例の抜け道をついていると反発しています。
いったいどういうことなんでしょうか?

風致地区に違法マンション?

あべのハルカスから南へ約2キロ。ゆったりと走る路面電車に緑あふれる公園。ここは大阪市阿倍野区の北畠地区。都心に近いにもかかわらず静かで落ち着いた住宅街です。この街で30年以上暮らす宗重憲さん(67)。今、あることに憤懣しているといいます。

「我々にとったら当面ここの分譲マンションが懸念される部分。1メートル50センチのところに5階建てが建つので威圧感がある」(宗重憲さん)

家のすぐ裏側、元々、銀行の社宅だった場所にマンションが建つ予定だといいます。しかも…

「法律の抜け穴をうまく利用してやろうとする業者に対して憤りを感じます」(宗重憲さん)

抜け穴を利用?これは穏やかではありません。北畠地区は市の条例で景観を守ることが決められた「風致地区」。建物の建築や樹木の伐採などにも一定の制限が設けられます。北畠にはコンビニさえないほど、地元住民が街並みを守ってきました。住宅の高さにも規制があり、地面から15メートル以内と決められています。しかし…

Q.ここから見たらどれくらいの高さ?
「20メートルですよ。おかしいですよね」(宗重憲さん)

高さ20メートル!?それが本当なら条例違反です。

マンション業者VS.近隣住民

マンションの建設計画はこうです。この場所はもともと高台になっていましたが、その土をすべて掘り返し、駐車場や住居部分を造るといいます。道路を基準とするとマンションの高さは19メートルになりますが、業者側は、駐車場はあくまで地下なので5階建て、高さは14メートルに収まるとしているのです。しかし、これには近隣住民も納得していません。

「周りと環境にそろう高さがある、何も法律でひっかからなかったらすべてがいいという話ではないですよね。彼ら(業者)の考えはそこからここを地下というから、ごまかし」(近くの住民)

こうした住民の反発を受け、業者側は去年10月に説明会を開きましたが、会場では住民の憤懣が爆発しました。

「建物の高さをどこからとるか基準点を決めるのが平均地盤面。今回の敷地のように傾斜地の場合は非常に難しい」(業者)
「あかんあかん、そんなのインチキ、インチキやで」(住民)
「地域の合意形成をとる努力をしながら最終的に地域の理解のもとで工事をやるんだよ。普通は!」(住民)

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最終更新:6/23(金) 20:40
毎日放送