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國村隼はなぜフンドシ一丁に!?韓国映画界のドSが明かす狂演秘話「当初は全裸だった」

2/28(火) 12:40配信

dmenu映画

日本が誇る名優・國村隼の狂気的姿に韓国全土が激震した、鬼才ナ・ホンジン監督の新作映画『哭声/コクソン』(3月11日公開)。山の稜線に囲まれた集落を舞台に、いつの間にか住み着いた怪しい日本人の噂が広がり始めると同時に、村人が自分たちの家族を惨殺するという事件が多発する。その怪しい日本人を時にフンドシ一丁で熱演した國村は、第37回青龍映画賞で男優助演賞とライジングスター賞を日本人で初めてW受賞。ジョン・ウー監督、リドリー・スコット監督、クエンティン・タランティーノ監督も認める邦画界の至宝を、韓国映画界の鬼才はなぜフンドシ一丁にしたのか?ホンジン監督を直撃した。

國村隼の衝撃的フンドシ姿誕生秘話

あいつはかなりヤバい奴らしい…。謎めいた殺人事件が勃発した平和な村コクソンを、伝染病のように真偽不明の噂が包み込む。とある村人は、フンドシ一丁の姿で動物の死肉にむしゃぶりつく男を山奥で目撃したと回想する。それが國村隼である。日本であれば國村の長いキャリアから忖度して表現をマイルドにするか、気を使ってシーンの代案を立てそうなものだが、『チェイサー』『哀しき獣』と妥協を許さぬ姿勢で傑作を放ってきた鬼才は、やはり違う。

「國村さんが演じた日本人には物語の構造上、非常に奇怪なシーンや嫌悪を抱かせるようなシーン、さらに村で流される謎めいた噂話によって、観客に悪意に満ちた先入観を植え付ける必要がありました。それを植え付けて初めて、私と観客とのゲームが可能になるからです」とその狙いを明かす。

そもそもフンドシというアイテムも、ホンジン監督にとっては妥協案。決定稿シナリオの段階では全裸の予定だった。「当初は全裸でお願いしようと思っていましたが、撮影に際して私たちでカメラアングルなどを検討した結果、死肉を食べるシーンではどうしても股間部分が映ってしまうという問題が発生しました。もちろんCGでの消去処理もできるでしょう。しかしそれではあまりにも不自然。そこでフンドシを着用することに決めて、國村さんも快諾してくれました」。

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最終更新:2/28(火) 12:40
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