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精密スリット加工の福田メタル、新本社工場が稼働

2/28(火) 6:00配信

鉄鋼新聞

 金属材料の精密スリット加工・販売を手掛ける福田メタル(社長・福田好文氏)は、27日から新本社工場が稼働を開始した。手狭となっていた旧2工場の機能を集約し、半自動梱包ラインを増強するなどして生産性の引き上げを推進。併せて品質対応力を高めて、金属材料の受託加工ニーズの捕捉を目指す。

 福田メタルは1994年に操業したスリット加工メーカー。銅・銅合金板条やステンレスのほかアルミ、ニッケル合金、クラッド材などさまざまな材料の精密スリット加工を手掛け、電子部品や車載部品、電池材料などの産業へ素材を提供している。取引先は素材メーカー、商社・流通、ユーザーなど幅広い顧客から受託加工を請け負っている。なおスリット加工の対応範囲は板幅0・8~608ミリ、板厚0・015~1・5ミリ、製品単重9キログラム/ミリまで。
 1994年に弥平工場(川口市弥平)で事業を開始して以来、薄物や細物、めっき材、クラッド材といった高精度が求められる材料のスリット加工に注力し、07年には旧本社工場(川口市東領家)を開設するなど事業を拡大してきた。しかしながら旧2工場のスペース不足慢性化や加工ニーズの増大を受けて能力が逼迫していたため、新工場に移転し旧2工場の機能を集約することを決めた。新工場は賃借となる一方、旧2工場のうち自社保有していた1工場は貸与する方針。
 東北自動車道・浦和インターチェンジのほど近くに立地する新本社工場は、四つの建屋合計で工場床面積が1100平方メートルとなり旧2工場の2倍以上の広さを有する。工場内には、電池材などをスリットするためのクリーンブースを設置しているほか、今回の移設に合わせて半自動の梱包ラインを導入して作業性の大幅な改善を展開。また、雨天でも出荷対応できる製品置き場や副資材倉庫なども確保したことで「旧2工場では加工以外の余計な作業が多かった。移転により十分なスペースがあるため、現段階でも相当の生産性の向上が見込まれる」(福田社長)という。
 同社に寄せられる引き合いは増加傾向にあり「繁忙状況が続いている」(同)という状況。今後は生産性の引き上げに加え、2交代制による設備稼働時間の長時間化を図る。「これらと並行して、品質のさらなる向上を図り顧客対応力を引き上げていく」(同)。
 新本社の住所・電話番号は次の通り。
 ▽住所=〒336―0975 埼玉県さいたま市緑区大字代山705―1
 ▽電話=048―711―4691(代表)
 ▽FAX=048―711―4692

最終更新:2/28(火) 6:00
鉄鋼新聞