ここから本文です

多彩な球種を誇る侍ジャパンのエース菅野、WBC本番で武器となるのは?

2/28(火) 8:20配信

Full-Count

左打者の膝下へのスライダーを確認、「落としていけばより振ってくる」

 3月6日に開幕する第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2大会ぶりの世界一を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は28日、3月1日と福岡で壮行試合・台湾リーグ選抜戦(ヤフオクドーム)に臨む。同1日にはエースの菅野智之投手(巨人)が先発予定。多彩な球種を誇る右腕は27日に侍ジャパン合流後初めてブルペン入りし、スライダー、カーブ、ワンシームの精度に自信を見せた。

【画像】ブルペンで熱のこもった投球を見せた侍ジャパン・菅野

 この日の投球練習では、直球、ワンシーム、スライダー、カーブ、チェンジアップ、フォーク、カットボールを惜しげもなく披露。特に、全60球のうちスライダーは10球以上に及んだ。左右の打席に村田善則バッテリーコーチを立たせ、ワンバウンドになる球もあるなど、低めを意識して投げ込んだ。

「1番信頼しているボールなので。あとは曲がり幅であったりとか。(WBC球は)ボールによって(縫い目の)山が高い低いというのがあるので、その中で今日も権藤さんが何回もボールを変えてくれて、山が高いと曲がり幅が大きくなったりとか、そういうのを確認しながら投げていた。試合の中でも当然、そういうことが起こりうると思うので、曲がり幅を意識して投げました。

 どこのチームにしてもそうですけど、外国人はプルヒッターが多いので。左のプルヒッターはやっぱり自分(内角)に入ってくるボールを意識すると思うので、そこから落としていけばより振ってくるんじゃないかなと。ただ、右バッターの場合は引っかかってホームランというのがあるので、特に左バッターの膝下を意識してスライダーを投げました。ちょっとタテ気味に」

 WBCでは3月8日の1次ラウンド第2戦・オーストラリア戦(東京ドーム)での先発が濃厚と見られている右腕。その後の戦いも見据え、「1番信頼しているボール」の精度を磨いていく。

カーブにも自信「カウント球でも決め球でも使える」

 米国やキューバの報道で「7つの球種を持つ」と報じられている右腕の武器は当然、これだけではない。大きく動くワンシームは右打者の胸元をえぐるが、「あとは左バッターの外という感じですね。空振りも取れると思います」と自信をのぞかせる。また、カーブについては「現段階で一番いい感覚で投げられている」と手応えを感じており、「本大会でも貴重なボールか?」と聞かれると、「カウント球でも決め球でも使えると思います」と断言した。

 WBCに向けて、菅野は「本当にいろんなことを想定してやっていかないといけない」と言う。日本よりも外角に広くなると言われるストライクゾーンについても「相手(チーム)には広いけど、こっち(日本)には狭いということもあると思うので、そこらへんは一概に言えないところではあると思います。もしかしたら(外に)広いかもしれないですし『もし取ってくれたら幅が広がるな』くらいの感じでやってます」と淡々と話す。仮に日本に不利な判定があっても、投球術で上回ればいいというわけだ。ただ、そこで多彩な球種が生きてくることは間違いない。

「もうあと1週間くらいしかない。年下の選手が多いので、コミュニケーションを取りながら、いい仲間としてしっかりやっていきたいです」

 エースとしての風格を漂わせ、本番への準備を進めていく。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:2/28(火) 8:20
Full-Count

スポーツナビ 野球情報