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【F1】2017年F1はやはりオーバーテイク減少? ドライバーたちが示唆

2/28(火) 10:27配信

motorsport.com 日本版

 2月27日、シーズン前テスト初日が行われた。これまでも2017年のレギュレーションが適応されたF1マシンは、オーバーテイクを減少させるというのではないかという懸念があった。今回のテストでドライバーたちは、その懸念通り前方のマシンに追いつくことがより困難に感じたことを明らかにした。

写真ギャラリー:F1バルセロナ合同テスト初日

 ダウンフォースレベルが高くなったマシンの後方の空気は乱れるのが一般的なため、背後に近づいたマシンはフロントのグリップを失う。そのため、高速コーナー等で前方を走るマシンに近づくのは困難になる。

 合同テスト初日の後、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とフェリペ・マッサ(ウイリアムズ)は、その現象を確認し、今シーズン悩まされる可能性があることを示唆した。

「今日、僕は2台のマシンの後ろを走ったんだけど、想像していた通り追いつくことが難しかった」とハミルトンは語った。

「それに今年のタイヤはとても硬くてタレが少ないから、どんどん走ることができる」

「多くのドライバーが、1ストップの作戦を選ぶだろう。そしてデグラデーション(タイヤの性能劣化)がないからミスが少なくなり、そしてオーバーテイクが減るだろうね」

「これは僕の予測だし、間違っているかもしれないけどね」

マッサ「ドライバーにとっては良い」

 マッサは、テストでウイリアムズFW40をドライブして楽しんだと話す一方、今後のレースについて慎重な意見を述べた。

「全体的な観点から話すと、ドライバーにとっては良いと思う」とマッサ。

「でもF1ショーのために良いのかは、僕にはわからない」

「オーバーテイクはさらに難しくなるだろうと確信している。他のマシンの後ろでドライブするとダウンフォースが失われるし、マシンは例年よりもさらに大きくなっているのだから」

「オーバーテイクは難しいんじゃないかな。僕たちはそうなると思う」

リカルド「まだ本領じゃない」

 レッドブルのダニエル・リカルドは、2017年のF1マシンの性能について、レギュレーションの改訂が意図した通りの感動を与えてくれなかったと示唆した。

 幅広タイヤから向上したスピードと改善された空力特性は、彼を驚かせることはなかったのかと訊くと、リカルドは思考を巡らせた後、次のように語った。

「いやまだだね。僕はまだマシンから感じ取れるものがもっとあると思うんだ。それに今日は寒いしね」

「トラックが寒いせいで、タイヤがまだ最適な温度まで温まっていないと思う。でもすでにルイスが昨年の予選よりも速いタイムを出していたから、間違いなくマシンは速くなっているんじゃないかな」

「それは良いことだ。でもレッドブルが今どのポジションにあろうとも、僕たちはもっと速くなると思う」

 また彼は、チームの1日目のパフォーマンスに対して、「ほんの序の口」だと語った。

「高速コーナーでの違いは感じる。でもまだマシンから多くのものを引き出せると感じている」

「バランスがどうこうと言える話ではないんだ。とにかくトラックが冷えているから、タイヤがピークに達していない」

「今日はちょっとした”お遊び”みたいなものだ。少しは感じ取れているけど、マシンはもっと多くのことを隠し持っている」

Adam Cooper