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珠洲のそば、スイーツに 農家の父娘が商品化

2/28(火) 2:05配信

北國新聞社

 珠洲市最北に位置する日置(ひき)地区の特産である在来種ソバ「丹生(にふ)そば」を使った菓子を、地元の農家の父娘がタッグを組んで商品化した。香り高く、優しい味がする粉を生かした「そばスイーツ」として、マカロン、サブレ、コロンの3種類を作った。道の駅「狼煙(のろし)」で販売し、能登半島さいはての地を訪れる観光客の新たな名物にする。

 菓子は、丹生そばを栽培する「二三味(にざみ)農産」代表の二三味義春さん(70)=狼煙町=が企画し、市内でカフェを営む次女、仙北屋(せんぼくや)葉子さん(45)にそば菓子の「そばぼうろ」をイメージした菓子作りを依頼した。

 生地の形が崩れやすいため菓子の成形に苦心しながら、仙北屋さんはスタッフとともに1カ月がかりで仕上げた。26日には、珠洲市で開かれた食祭イベント「珠洲まるかじり」(北國新聞社後援)で菓子3種類を詰め合わせにして初めて販売した。

 仙北屋さんは「マカロンはフワッと、サブレはサクッと、コロンはカリッと仕上げるために工夫した」という。今後も、食感を高めるために研究を積み重ねる。

 「丹生そば」は、2004年に狼煙町横山地区の住民でつくる「横山振興会」が特産化を目指して栽培を開始した。06年からは振興会が二三味農産に生産を委託し、現在は折戸町のソバ畑で育てている。秋に収穫したソバは振興会が「新そばを味わう会」を開き、市内外に「丹生そば」ファンを増やしてきた。

 二三味さんは、娘が仕上げた菓子の出来栄えに満足そうで「都会の人にも能登半島最先端の地で作られたソバの味を知ってもらいたい」と話している。

北國新聞社

最終更新:2/28(火) 2:05
北國新聞社