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【特集】目玉は特注の“一品モノ” 質流れイベント舞台裏

毎日放送 2/28(火) 16:56配信

特集は、22日から大阪・梅田の百貨店で始まった人気イベントの舞台裏です。全国から50の質店が集まってブランド品などを販売する「質流れ品大バザール」。今回、このイベントの責任者を任されたのがこの男性。宝石の目利きのプロです。イベントでは定番のブランドバッグや財布、腕時計も多く出品されていますが、責任者がこだわったのは一品モノでした。

人気イベント「質流れ品大バザール」

阪神百貨店、恒例の「質流れ品大バザール」。わずか1週間で売上げが10億円を超えることもあるドル箱イベントです。こちら、純金のゴルフボールは80万円。そして、スイス製の高級時計はなんと驚愕の1680万円です。

「めっちゃお買い得」(女性)
Q.お目当ては?
「(エルメスの)バーキンかケリー」
Q.予算は?
「100万円くらい」

精算のレジカウンターでは…

「現金、現金で一括払いです」(記者)

両手に収まりきらないほどの札束を手際よく数えるスタッフの姿が。このイベントを任されているのが連藤誠一郎さん(57歳)。ある特技を買われ、今回初めて責任者に抜擢されました。

イベントの目玉「一品モノ」を掘り起こすために

先月、イベントに参加する質店を回る連藤さんの姿がありました。この日の狙いはブランド物のバッグや財布ではありません。交渉の先手を打ったのは、質店の店主。

「ちょっと一回見ていただいて。資格者の方の実力を見せていただこうかと思いまして」(岡崎屋本店 吉田幸司さん)

実は連藤さん約30年前に渡米し、世界的な宝石鑑定士の資格を取得しているのです。店主もお手並み拝見、というわけです。

「これすごいですね、なかなかですね」

出てきたのは58.5カラット、888万円のダイヤのネックレス。

「ラウンドブリジアンドカットとエメラルドカットで、石もすごくバランスがよくて。今の時代ではなかなか作れないですね。職人さんもいてないと思いますし」(連藤誠一郎さん)
「そう言っていただけてうれしいですね、なかなかわかっていただける方いませんし」(岡崎屋本店 吉田幸司さん)

的確にジュエリーの価値を言い当てる連藤さん。店主の見る目が一変し、次々と予定にない商品を出してきました。

「普通の方には出さないんですけど…」

連藤さんのミッションは確かな目利きでイベントの目玉となる「一品モノ」の特注ジュエリーを掘り起こすことなのです。続いてやってきた質店。出てきたのはスターサファイアを取り囲むようにサイドまでダイヤがデザインされた指輪です。

「今回の目玉で出させていただけるんですか、なるほどね98万円税込み。もうちょっとふんばって、がんばってくださいよ」(連藤誠一郎さん)
「“一品モノ”にもかかわらず100万円以下という…」(ゲンロク 森谷博章さん)

念入りに輝き方をチェックする連藤さん。価格と品質のバランスを無言で、見極めます。

「もう90万円にしましょう」
Q.税込み?
「税込90万」
「…わかりました。厳しいバイヤーとは聞いていましたが、しっかりご自分の目をお持ちなんで…」(ゲンロク 森谷博章さん)

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最終更新:5/19(金) 16:20

毎日放送