ここから本文です

店売りアルミ圧延品価格、4月から40円上昇

3/1(水) 6:00配信

鉄鋼新聞

 アルミ圧延品の店売り価格は4月からキロ当たり40円上昇する。米国大統領選以降の金属相場の上昇や円安進展によりアルミ地金の国内市況が急伸し、流通価格の指標となる大口ヒモ付きアルミ地金の4~6月積み価格がキロ当たり270円に上昇した。これにより15年10~12月期から下落傾向にあった店売り価格は、17年1~3月期で底入れした格好となる。

 アルミ圧延品の店売り価格は、LME(ロンドン金属取引所)相場に連動した毎月の国内アルミ地金価格の前3カ月平均値が基準となる。この価格に圧延メーカーのロールマージン(加工賃)などが加わる。4~6月積みは12~2月の3カ月間の平均値に船賃など10円を加算した価格(四捨五入)となる。
 4~6月積み価格の動向をめぐっては、国内のアルミ地金価格が米国大統領選の結果を反転。昨秋のスポット価格210円台を底に反転し、2月中旬にキロ270円半ばまで上昇した。こうした動きを受けて市中では「2月初旬までは30円上昇と見ていたが、40円に一段上振れした」(流通筋)という声が多く聞かれる。
 4月からの市況急伸が決まったことを受け、「値上げ前の駆け込み需要が出てくるとみられる」(流通筋)との指摘もある。
 しかしながら、国内の圧延品マーケットは現在タイト感が強い。圧延メーカーの出荷量が限られており、商社・流通の在庫も減少傾向にあるため「ユーザーからの要望はあるだろうが、仮需への対応は限定的なものになる」(同)とみられている。

最終更新:3/1(水) 6:00
鉄鋼新聞