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LGBT施策充実を 条例制定や環境整備求め レインボーの会、千葉市へ要望

3/1(水) 11:46配信

千葉日報オンライン

 性的少数者(LGBT)の当事者や支援者でつくる「レインボー千葉の会」(千葉市中央区)が、市役所で熊谷俊人市長と面会し、LGBT関連施策の充実を求める要望書を手渡した。

 「LGBT」はレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭字語。同会は昨年1月に誕生し、千葉県内在住者を中心に約100人が所属している。

 同会代表でトランスジェンダーの上井ハルカさん(36)=同区=は、面会した熊谷市長へ「民間の賃貸住宅では男性同士の入居が難しい」「心と体の性別が一致しない人が職場で髪を切らされた」など、LGBTを取り巻く問題点を指摘。LGBTの権利を守る条例の制定などを求めた。

 私立高校で教員をしている男性メンバーは、LGBTの子どもたちを支援していくには、教員の知識が必要と力説。LGBTの家族がいる女性は「LGBTに関わらず、障害のある方とか、いろんな人がいることを広めたい」と話した。

 市は1月から、同性パートナーと同居する市職員が、通常の結婚休暇や介護休暇と同様の休暇を取得できる制度を始めている。同会の提案に熊谷市長は「皆さまの意見にどのように応えていけるか検討する。多様性に対する認識が進んでくれば、結果的にLGBTの方も、それ以外の方も受け止められる社会になる」と述べた。

 同会はほかに、学校や公園にトイレを設置する際には多目的トイレを併設することや、LGBTに関する専任職員を市に配置することなどを要望した。上井さんは「市が全国のモデルケースになってくれればうれしい」と期待した。