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浦嶋りんこが99歳役、大阪で小劇場に挑戦

3/1(水) 8:00配信

Lmaga.jp

TVドラマ『斎藤さん』などの脚本でも知られる劇作家・演出家の土田英生。彼が主宰する京都の劇団・MONOの新作『ハテノウタ』が、3月3日~7日に「ABCホール」(大阪市福島区)で上演される。ボーカリストの浦嶋りんこがゲストで参加する同作について、大阪で会見を行った土田に話を聞いた。

【写真】「僕の芸がつるんつるん」とドリカム中村

会話と演技の絶妙なアンサンブルから生まれる笑いがMONOの魅力。そのさらなる味付けとして「音楽」を加えるのが、今回の新機軸だ。「アイドル風から演歌まで、曲は全部オリジナルです。劇団のメンバーは踊れないし歌えないので、MONOでミュージカルはできないと思ってましたが、舞台がカラオケボックスなら別にキレイに歌えなくても成立するんじゃないかと。曲の歌詞が状況とリンクしたり、歌が入ることでいいシーンができたりという、エセ音楽劇みたいなのが作れると思いました」と土田は語る。

そこで今回、ゲストとして迎えられたのが、長年ドリームズ・カム・トゥルーなどのバックコーラスを務め、ミュージカル女優としても活躍する浦嶋りんこ。土田は「『小さな劇場で普通の芝居をやりたい』と話されていて、実際僕の演劇講座に普通に申し込んできたことがあるんです(笑)。全員歌が下手なままではやっぱりヤバいので、浦嶋さんにメインソングをお願いしています」という。彼女のソウルフルな歌唱が、MONOならではのおかしくも切ない世界をいっそう盛り上げてくれるはずだ。

舞台は、一見バラバラな年代の男女が集うカラオケボックス。実は彼らは高校の同級生で全員99歳であること、見た目の年齢が違う理由や学生時代に起こった事件、そして法律で定められた彼らの「果て」とは何か・・・などの背景が、何気ない会話のなかから見えてくる。土田は「今、世界中がグローバリズムの揺り戻しで閉じていって、管理が強くなってきていることが本当にイヤで。自分の命すら国に管理されることのおかしさをベースに起きながらも、楽しい話にしたいと思います」と話した。チケットは4000円ほか、各プレイガイドで発売中。

取材・文・写真/吉永美和子

最終更新:3/1(水) 8:00
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