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米粉ノングルテン表示 1ppm以下対象で調整 3月末ルール公表 農水省

3/2(木) 7:01配信

日本農業新聞

 農水省は1日、アレルギーの原因となるタンパク質「グルテン」が含まれていない米粉製品を「ノングルテン」と表示するルールについて、3月末に公表することを明らかにした。米粉の普及に取り組む民間団体と検討しており、グルテンの含有量が検出可能な最低値とされる1ppmを下回った製品を対象とする方向で、細部を詰めている。春からルールに沿った製品の開発支援も始め、米粉の製造業者への普及に力を入れる。

 同日の自民党農林水産流通・消費対策委員会で説明した。西川公也農林・食料戦略調査会長は「米の消費拡大とともに、アレルギーの皆さんを救う食品を作りたい」と、ノングルテン表示の普及に意欲を見せた。

 グルテンは小麦などに含まれ、アレルギーや自己免疫疾患の「セリアック病」を引き起こす。これらを患う消費者向けに、欧米では20ppmを下回る製品には「グルテンフリー」と表示する制度がある。一方、日本には同様の仕組みがなく、同省は今年度から民間団体と表示ルールの検討を進めてきた。

 この日の会合で同省は、米粉がノングルテンであることを証明するための検査方法もルールに盛り込む考えを示した。また、米粉をパン用や麺用など用途別に売り出すための基準も同時に公表し、米粉の販売促進に役立てるとした。

 表示ルールと用途別基準の公表後、米粉の製造業者に広く導入を呼び掛けていく予定。同省は普及を後押しするため、2017年度予算を活用し、米粉の製造業者に対して、ノングルテン製品の開発への支援を始める。関係者へのPR活動にも力を入れる。

日本農業新聞

最終更新:3/2(木) 7:01
日本農業新聞