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フェデラーがマッチポイントを3つ逃して敗退 [ドバイ/男子テニス]

3/2(木) 14:40配信

THE TENNIS DAILY

 アラブ首長国連邦・ドバイで開催されている「ドバイ・デューティーフリー選手権」(ATP500/2月27日~3月4日/賞金総額242万9150ドル/ハードコート)のシングルス2回戦で、第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)が予選を勝ち上がったエフゲニー・ドンスコイ(ロシア)に6-3 6-7(7) 6-7(5)で敗れるという大波乱が起きた。フェデラーはその過程で3つのマッチポイントを逃している。

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 1月の全豪オープンで18度目のグランドスラム・タイトルを獲ったフェデラー。彼は第2セットのタイブレークでつかんだ3つのマッチポイントを生かすことができず、しかもその3つのチャンスのうち2つをアンフォーストエラーでふいにしてしまった。

「今日、僕は皆を驚かせたのだろうね」と世界ランク116位のドンスコイ。「ロジャーに勝った者は誰であれ、第一に自分が驚くのだと思う」。

 ドンスコイにとってはこれがフェデラーと対戦する初めての機会だったのだから、その挑戦はいっそう大きいものだった。

「プレッシャーが大きすぎて、最初は本当に厳しかった」とドンスコイ。「それは相手がロジャーだったからだ。その上、僕は彼と練習すらしたことがなかった」。

 フェデラーは第2セットのタイブレークでドンスコイがつかんだたった1つのセットポイントでフォアハンドをネットにかけ、試合を第3セットに持ち込まれてしまった。

 ドンスコイの夢の準々決勝進出は、第3セットの第6ゲームで彼がサービスゲームを落としたときに終わってしまったかに見えていた。しかしフェデラーは第3セット5-3からサービスに入ったときに、それをキープして試合を終わらせることができなかった。そして、ドンスコイが勝利の道を切り開く様子を目にすることになった。

 第3セットのタイブレークでフェデラーは一時5-1でリードしていたが、ドンスコイは屈しなかった。

「僕には勝つチャンスがあった」とフェデラー。「僕は何とかして試合を終わらせるべきだった。その機会をどうやって逃してしまったのかわからないが、彼はとてもよくやったよ。間違いなく厳しい試合だった」。

 昨年のこの大会を膝の手術のためスキップしたフェデラーは、8度目のドバイ・タイトルを狙って大会に臨んでいた。

 ところで、この試合の最初の見どころはフェデラーが6-3 3-4でリードしているときに起きた。コートの照明の一部が消えてしまったのだ。観客席のファンたちは携帯電話の懐中電灯を点け、ロックコンサートにでも来ているかのようにそれを振り始めた。

 それから両プレーヤーは問題にも関わらずプレーすることに同意。その2ゲーム後に照明は復活し、すべてが元通りの状態に戻った。

「もし彼がプレーし続けたいなら、僕も喜んでプレーし続けようと感じたんだ」とフェデラーは振り返った。「待ちたくなかった。真っ暗になったわけじゃない。ただ前より暗くなっただけだったからね」。

 ドンスコイは準々決勝で第7シードのルカ・プイユ(フランス)と対戦する。プイユはマリウス・コピル(ルーマニア)を6-1 6-4で下した。

「この試合を評価するのは難しい。2セットで試合を終え、今頃プイユのことを考えながら寝床についていることだってできていたはずなのだからね」とフェデラーは言った。「ところが今、僕はここで何がうまくいかなかったのかを説明しているというわけだ」。(C)AP(テニスマガジン)

Photo: DUBAI, UNITED ARAB EMIRATES - MARCH 01: Roger Federer of Switzerland during his second round match against Evgeny Donskoy of Russia on day four of the ATP Dubai Duty Free Tennis Championship on March 1, 2017 in Dubai, United Arab Emirates. (Photo by Tom Dulat/Getty Images)

最終更新:3/2(木) 14:40
THE TENNIS DAILY