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鉄道ダイヤ改正、JR北海道10駅廃止 鉄ヲタ・中川家礼二「マニアにとって一番感情が入り乱れるとき」

3/3(金) 15:55配信

AbemaTIMES

(C)AbemaTV

 毎年3月に行われるJRのダイヤ改正。鉄道界にとって大きな一日となるが今年は3月4日(土)に行われる。

 経営環境が厳しいJR北海道エリアでは利用客が特に少ない蕨岱(わらびたい)駅、美々(びび)駅など10の駅が廃止されることになった。

 JR北海道は去年11月、路線の半分にあたる10路線13区間について「単独では維持できない」と発表していた。

 廃止路線の多くは過疎地域を走っており、JR北海道によると利用者が最も少ないJR札沼線の一列車の平均乗客数はわずか7人。鉄道ヲタクで知られる中川家・礼二は「廃駅は仕方ない。鉄道好きとしてはある程度覚悟してね。新しいものも生まれるし。マニアにとっては一番感情が入り乱れるとき。鉄道会社も経営していかないといけないですし」と理解を示した。

 廃止が決まった北海道・長万部町にあるJR蕨岱駅(1904年開業)の1日の運行本数は上下線合わせて9本。1日の平均乗客数はなんと0人。なぜ、このような過疎地域に駅が開設されたのだろうか。鉄道ジャーナリスト・杉山淳一氏は「昔、長万部は石炭・農作物などの荷物が届いたり、国鉄の官舎があったりと賑やかな集落で北海道のメインルートを繋いでいた函館本線が発着していた」と解説した。

 この蕨岱駅で「さようなら蕨岱駅」と題した記念撮影などが出来るイベントを主催した中兼昌蔵さんは40年前、学生の頃からこの駅を利用していた。「当時は、この駅から乗車する人は学生だけでも20、30人いた。隣町から利用する人も多くいたので通学時間帯は立ちっぱなしである時も多かった」と振り返る。

 また平均乗客数が0とカウントされていることに対して「カウントの方法により数には入っていないが、実は夏場などこの駅を利用している学生は多い」と話す。しかし、過疎化・高齢化が進んで利用者数は段々と減少、ついに廃駅が決まった。

 中川家・礼二はお気に入りの駅を問われ、函館本線の比羅夫(ひらふ)駅をあげた。「宿舎がついていて、お風呂があったりね。夏場はホームでジンギスカンを食べることができるんです。めちゃくちゃ、おいしい。朝夕の学生に見られながらジンギスカンを食べるというのがいい」と笑った。

 駅には鉄道ファンだけでなく、様々な人の感情と密接な繋がりをみせることがある。時代の流れにより廃止が決まった駅だが、形は無くなっても人々の心に「駅」は残るだろう。(AbemaTV/AbemaPrimeより)

最終更新:3/3(金) 16:27
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